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Naverまとめの「ライトノベルの歴史を本気でまとめてみた!70年代から2014まで」がガチで使えると話題に

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近年どこの書店でも棚の作られるようになっているライトノベル。その歴史を総初期から現代まで綴ったまとめが大きな話題になっています。

ライトノベルというと、読者以外ではアニメ絵の表紙の若者向けのライトな小説、という印象を持っている人が多いでしょうか。
ある意味正しいその認識ですが、そこには深く長い歴史が存在していることを教えてくれるのがスプートニクドッグさんによるこのまとめ。長いまとめにもかかわらず、8月に公開されてから65万以上のビューを稼ぎ、7000回以上リツイートされています。
もちろんライトノベルとは何なのか?その定義は?というところから大きな議論となるのですが、このまとめでは
『ライトノベル』とは、
①ラノベレーベルから出版されている作品。
②講談社BOX、メディアワークス文庫など、意見の割れがちなレーベルもそこに含める。
③一般レーベル文庫やハードカバー作品などに関しては、①に該当するラノベ読者層をはっきり意識した作品かどうか(例えば装丁がイラストか、作者の出自や経歴など)で判断する。
という定義の元で、ライトノベルの変遷と共にその代表作品が紹介されていきます。最初に紹介される「ライトノベル前史~黎明期」では筒井康隆、山田風太郎という押しも押されぬ大作家の作品が挙げられ、続く黎明期では栗本薫「グイン・サーガ」、田中芳樹「銀河英雄伝説」、菊地秀行「吸血鬼ハンターD」などが紹介されます。
ライトノベルは読まないけどこの辺の作家や作品は好きだという人も少なくないと思われますが、彼らの小説の形態から徐々にライトノベルという世界が立ち上がってくる変遷の記述は唸らされるものがあります。
その後も1987年を「ラノベ元年」として水野良「ロードス島戦記」から神坂一「スレイヤーズ!」へと語られていきますが、これでまだ全体の6分の1程度ですから非常にボリュームがあります。
また、このまとめに対しての批判、コメントなどに対してはまとめの6ページ目以降で言及があり、女性向けラノベや黎明期作品、近年のネット小説の紹介が薄いことなどについての説明もなされています。
とはいえムック1冊分と言っても差し支えないレベルの質と量でのまとめとなっていますので、ラノベファンは読み過ごしの発見に重宝すると思われますし、これまで「ラノベはちょっと…」と思っていた層もふと自分の好きな作家の名前を発見して一歩踏み込むきっかけになるかもしれません。
個人的には後書きでちらっと触れられている「村上春樹とラノベの関係性」についてぜひ読んでみたいところです。
ライトノベルの歴史を本気でまとめてみた!70年代から2014まで【オススメ・決定版】 – NAVER まとめ

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