私たちが想像するよりもずっと早くから、人類はこのスリルに魅了されていたようです。詳細は以下から。
ジェットコースターといえばアミューズメントパークの花型アトラクション。その落差や速度、ひねりや回転を駆使したコースが生み出すスリルは多くの人をひきつけてやみません。
そんなジェットコースター、英語ではローラーコースターと呼ばれ、その原型は石炭運搬用のトロッコにまでさかのぼると言われます。
1884年にはLaMarcus Thompson氏がアメリカ合衆国ニューヨーク市のコニーアイランドで世界で初めて「Gravity Switchback Pleasure Railway」と呼ばれるジェットコースターの先祖をデビューさせました。
このコースターは翌85年には特許を取得。時速10kmで180mのコースを重力によって走るアトラクションでした。5セントの料金でしたが、なんと3時間もの行列ができたとのこと。
大人気となって30を超えるパテントを得たThompson氏は88年にはアメリカ国内で最低でも20基の、そして海外では24基のローラーコースターを建設しています。
こちらの動画はそのようにして広まっていったローラーコースターのひとつ。1898年にイギリスのVictorian fairgroundに設置されたものが世界で初めて動画で撮影されました。
当然ながら安全帯などはなく、鈴なりに座っているだけで、ヘルメットなども装着していません。スリルという意味では現代ほどではないにせよ、実際の危険度ではこちらの方が上だったかもしれません。