あの「叫び」がアニメーション動画になってしまいました。しかも音楽はピンクフロイドの楽曲です。
美術や絵画に興味がなくとも必ずどこかで見たことのあるムンクの代表作「叫び」。数々のパロディやオマージュの源泉ともなっている極めてインパクトの強い絵画です。
この「叫び」をSafe FrameのSebastian Cosorさんがアニメーション化してしまいました。音楽に採用されているのがピンク・フロイドの伝説的名盤「狂気(The Dark Side Of The Moon)」に収録されている「虚空のスキャット(The Great Gig In The Sky)」。
この曲のヴォーカルを務めたクレア・トリーはピンク・フロイドから「歌だけで人の誕生から死までを歌いあげてくれ」と言われたともされており、この「叫び」のアニメーションのBGMに留まらず、重要な構成要素となっています。
The Scream – ShortAnimation Movie from Safeframe on Vimeo.
ムンクは「叫び」について以下のような文章を残しています。
私は2人の友人と道を歩いていた。太陽は沈みかけており、空は突然血のような赤に染まった。私は疲れ果てて立ち止まり、欄干にもたれかかった。血と炎の舌が青黒いフィヨルドと都市の上空にあった。友人たちは歩き続け、私はそこに立ち尽くして不安におののいた。そして私は自然を通して流れ込む果てしない叫びを感じたのだ。【おまけ】
この動画には謎のサンタハットを被ったウィンターバージョンも作成されています。
The Scream – ShortAnimation Movie (winter version) from Safeframe on Vimeo.
A Fantastic Animated Version of Edvard Munch’s Painting ‘The Scream’ Set to a Pink Floyd Soundtrack