アメリカ合衆国の犯罪史上に燦然と輝くカップルの素顔です。ふたりはどんな時を過ごしたのでしょうか？
ボニー・パーカーとクライド・バロウ。それぞれ24歳と25歳で短い生涯を終えたふたりはアメリカ合衆国の犯罪史に残る「英雄的」な殺人犯であり銀行強盗のカップルです。禁酒法と世界恐慌のダブルパンチという極めて暗い時代の中、警察を出し抜き反抗を繰り返す彼らはロビン・フッド的な人気を博することになります。
彼らが好んで用いたのは（主に盗んだ）フォード社の「フォードV8」。マッド・マックスでもおなじみのV型8気筒エンジンを積んだこの新型モデルで強盗の後は颯爽と州境を超えて逃亡するのが彼らのスタイルでした。
もちろん多数の殺人と強盗を企てた彼らを警察が放っておくわけもなく、最後はハチの巣にされて絶命するのですが、ふたりが出会ってから殺されるまでの期間に残された写真が存在しています。大量殺人者の強盗犯でありながら、暗い時代の「英雄」でもあった彼らはいったい何を考え、何を見ていたのでしょうか？
なお、「俺たちに明日はない」はそんなボニーとクライドを主役としたクライムムービーの傑作。ふたりの名前と波瀾万丈な人生をこの映画で知った人も多いのではないでしょうか。
vintage everyday_ Bonnie and Clyde_ The Love Before The Death ? 16 Rare Pictures of Criminal Couple in the Early 1930s