東京のミニシアターの屋台骨を担い続けてきた「アップリンク渋谷」が閉館することがアナウンスされました。詳細は以下から。
20世紀末からのミニシアター系映画ブームの現場のひとつとして、四半世紀以上に渡り良質な作品を上映し続けてきたアップリンク渋谷が閉館することになりました。
「アップリンク渋谷」は1995年、渋谷の神南に「アップリンク・ファクトリー」という名前のイベントスペースとしてオープン。それ以来、イベントやライヴ、映画配給など多方面で活躍し続け、東京のサブカルチャーの一翼を担ってきました。
昨年からのコロナ禍の苦境をここまで耐え抜いてきたものの、「今年はさすがに限界を超える状態で、再投資をしても先が見えない状況となり、閉館という決断を余儀なくされました」とのこと。
なお「アップリンク吉祥寺」「アップリンク京都」は継続し、オンラインシネマの「アップリンク・クラウド」も存続するため、アップリンク自体がなくなることはありません。
とはいえ当時を知る人からすれば、最先端でエッジな文化の発信地だった渋谷の終焉のひとコマと映るのかもしれません。