先日話題となったファスト映画でさっそく初の逮捕者が出ました。詳細は以下から。
映画の内容を10分ほどに編集し、あらすじを字幕やナレーションで説明する「ファスト映画」。6月20日にNHKが報じたことで大きく知れ渡るようになりました。
去年春ごろからYouTubeへの投稿が増えてこの1年で950億円余りの被害が確認され、著作権を持つ映画会社などの団体が調査を開始したという報道でしたが、さっそく逮捕者が出ました。
NHKによると逮捕されたのは札幌市の高瀬拳也容疑者ら男女3人で、著作権法違反容疑とのこと。
今回の逮捕は映画会社側がYouTubeの本社のある米裁判所に投稿者の情報開示を行った上で、捜査を進めていた宮城県警に被害を相談した結果とのこと。今後も同様の逮捕が続くことになりそうです。
ファスト映画が増え始めたのはちょうど最初の緊急事態宣言の頃で巣ごもり需要が高まり始めたタイミング。実際の視聴者が増えるようなファンサイト的動画ならまだしも、大きく一線を超えてしまったようです。
なお、こうした動画を掲載して収益化させたYouTube側の責任も問題になってくる可能性もありそうですが…。