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サイバーパンクと田舎が交じり合うシモン・ストーレンハーグの風景画をAmazon Primeが「Tales from the Loop」として映像化

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好きな人にはザックリと刺さる風景画シリーズをAmazon Primeが最高の形で映像化しています。詳細は以下から。

7年前にBUZZAP!で紹介したスウェーデンのアーティストシモン・ストーレンハーグさんの描く現代や近過去ののどかな田舎の風景に、未来的な機械文明の建造物やロボット、恐竜までもをミックスした風景画。





サイバーパンク的なギミックと田舎ののどかな雰囲気がまじりあう独特な作風が極めて印象的な作品群でしたが、なんとAmazon Primeがこの風景画にインスパイアされたドラマを作ってしまいました。
Amazon Primeが作成したのは「Tales From the Loop」という、本人の最初のイラスト集から名前を取ったオリジナルのドラマシリーズ。トレイラーを見てみると、ストーレンハーグさんの絵画の再現度の高さに驚かされます。

Amazon Primeでの配信は4月3日から。日本での配信については現時点では発表がありません。
なお、シモン・ストーレンハーグさんはエイリアンに侵略された地球の絵画シリーズも描いており、こうしたクリーチャーや展開もシーズンを重ねることで盛り込まれてくるのかもしれません。


【サイバーパンクと田舎が交じり合うシモン・ストーレンハーグの風景画をAmazon Primeが「Tales from the Loop」として映像化】を全て見る


【玉石混交】80~90年代の20000本超のVHSを集めたアーカイブがえらいことに

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20~30年前の記録メディアのはずですが、今の時代に振り返ると衝撃的です。新型コロナ絡みで出歩けない休日にディグるものいいかもしれません。

BUZZAP!でこれまでも何度か紹介してきたInternet Archive。普段触れられない古くレアなコンテンツが山盛りですが、今回は80年代から90年代(若干00年代初頭)に記録されたVHS媒体がアーカイブとして20000本以上公開されています。

内容はテレビ番組や映画、ライヴ演奏にドキュメンタリーから数十秒のCMまで、多種多様な上に画質や音質も玉石混交の状態です。例えばこちら。ビートルズの80分に及ぶドキュメンタリービデオ「Let It Be」です。

Playboyが1989年に35周年を記念して製作したプレイメイトたちのビデオカレンダー。いうまでもありませんが、閲覧注意案件ですので職場では再生されませんようご注意を。

こちらは80年代の日本のCM集。懐かしいと感じるか、それとも新鮮に感じるでしょうか。

日本初の深夜ワイドショー「11PM」の82年7月6日放送分です。冒頭のお色気シーンに「ブレードランナー」のCMが続き、フォークランド紛争についてのトークも繰り広げられるなど、史料価値の高さに驚きます。

97年のビョークへのインタビュー映像です。

こちらは94年のバーニング・マンのドキュメンタリー映像。

87年にティモシー・レアリーがMTVに出演した際の映像です。

ヴィジュアルドラッグと呼ばれるタイプの映像作品でしょうか。サイケデリックでグリッチーです。

まだまだ、掘れば掘るほどとんでもない映像が出てきそうです。YouTubeもいいですが、たまには時代をさかのぼってディグってみてはいかがでしょうか。

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海外滞在時に非常事態宣言発令、日本人がジャングルで「隔離措置」されるケース発生→どうしたらいいか外務省に聞いてみました

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このような事態は今後世界のどこであっても起きる可能性があります。いったいどうすれば回避できるのか、巻き込まれたらどうすればいいのでしょうか。詳細は以下から。

◆パナマの野外フェスで突然の「隔離措置」に
新型コロナウイルスのパンデミックにより、世界各国が連日緊急対策を行っています。外出禁止令や商店の営業停止、入国者の隔離からある種の「鎖国」まで、半月前では考えられなかったような事態が毎日報告されています。
中米パナマでは、野外フェスティバル開催中に非常事態宣言が発令され、参加者らがジャングルの中の会場で「隔離措置」を受けています。

この野外フェスは2月29日から3月15日までの半月間という長期間のものでしたが、終了間際の3月14日にパナマ政府が国会非常事態宣言を発令しました。

3月16日にはパナマ在住ではない外国人の入国を禁止し、海外から入国するパナマ人及び在パナマ外国人に14日の隔離措置を施すことを決定。加えて人々の移動を制限し、公共施設を閉鎖。またビーチやプール、川などへの接近も禁じました。
この決定と連動し、野外フェスに出演・参加していた「日本人8人を含む入国から14日未満の外国人」らに対し、会場での「隔離措置」が行われています。
現地からの情報では、この「隔離措置」は3月23日まで続くとされており、会場の入口では現地のセキュリティが参加者を外に出さないように警備しているとのこと。

なんとも南国らしいゆるい雰囲気と防疫体制ではありますが、それでも外出はできません。

また、パナマ保健相はフェス参加者らに対して健康診断を受けるよう要請。拒否した場合はパナマの法律により罰せられることになります。
現在はフェス主催者により飲料水や健康保持のためのサービスが続行されており、食料も販売されていますが、フェス期間が終了しているため供給は先細りでトイレなどの衛生状況の悪化も指摘されています。
主催者は状況の維持が困難になりつつあるとして、参加者にそれぞれの国の大使館に支援を要請するよう求めています。
◆どのような対応が可能か、外務省海外邦人安全課に聞いてみました
まず最初に、今回のパナマでの事態は決して今回だけ、ここでだけ起こる性質のものではありません。入国者への隔離措置は少なからぬ国で行われるようになっており、仮に入国できても後から遡って隔離措置が発動される可能性もあるということです。
特に今回のように、隔離される場所や環境によっては帰国どころか移動や家族への連絡も困難になるケースも。では日本としてどのような対応が可能なのか、また自らの予防策はあるのか、海外における日本人の安全対策や保護を担当する外務省領事局海外邦人安全課に聞いてみました。

まず、訪問する国でどのような状況になっているかを調べることは大切なものの、今回のケースのように突然非常事態宣言などで状況が急変する可能性はいくらでもあり得るため、完全に避けることは現時点では困難だとの認識です。
また、新型コロナの感染拡大という極めて重要な理由のため、その国の決定に従わなければならないというのが基本ラインとなります。つまり、外務省や在外公館からの働きかけで当事国の決定を覆すことは困難とのこと。
もちろん状況が状況のため、現場が多忙を極めたり混乱している場合もあり得るため、たとえ働きかけをしたとしても効果が得られるかは未知数ということでした。
なお実際に現地の邦人の保護や現地当局などへ具体的な働きかけを行うのは、邦人保護課ではなくその国の日本大使館や総領事館。そのため、そちらに本人や家族、知人から当人の居場所や置かれた状況を可能な限り詳細に伝える必要があります。
もちろん疫病のパンデミックという現代社会に降りかかっている未曽有の災害の真っただ中にあり、そこで何ができるかは個別の案件によって大きく変わるため、具体的にこれができると示すことはできません。
◆「たびレジ」への登録を推奨
そうした中で、邦人保護課から強く推奨されたのは「たびレジ」への登録です。
「たびレジ」は現地の大使館・総領事館から、日本語で最新の安全情報がメールで届く外務省のサービス。大規模な事件・事故、テロ、自然災害等緊急事態が発生した場合、被害の状況によって現地の大使館・総領事館から緊急連絡のメールが届き、安否の確認や必要な支援などを受けることができるとされています。

現在のような状況では、非常事態宣言や入国制限などの情報を日本語でいち早く手に入れることのできるツールと言え、登録があれば大使館・総領事館はその人が旅行中であることを把握できるというメリットもあり、当人も緊急時の連絡先を知ることができます。
もちろんこのサービスを利用し、用心深く渡航したとしても突然の状況の変化が起こり得るのが現在の世界状況。究極的には「今、海外に出るのは大きなリスク」という結論に落ち着くかもしれませんが、事前の綿密な準備がこれからは重要になっていきそうです。

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「100日後に死ぬワニ」書籍化決定、100日後の後日譚など描き下ろし収録も

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ツイッターでとんでもない反響の「100日後に死ぬワニ」の書籍化が決定しました。詳細は以下から。

小学館公式ページによると、4月8日にきくちゆうきさんの「100日後に死ぬワニ」コミックス版が発売されるそうです。100日間の本編に加え「0日目」や「100日後の後日譚」描きおろし28ページ収録予定。

なお、ワニが死ぬのは明日3月20日(金)。はたしてどのような結末を迎えるのか、日本中が注目しています。
コメントを見る

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名状し難き冒涜的な「クトゥルフ神話ぬりえ」をケイオシアムが無料配布中

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忌まわしく病的なウイルスが世界を闊歩する現在、自宅に幽閉され外出もままならぬ哀れな人類のために、この世のものならざる恐るべきぬりえが無料でダウンロード可能となっています。詳細は以下から。

「クトゥルフ神話TRPG」などで知られる老舗RPG出版社ケイオシアムが、同社の出版する「クトゥルフ神話ぬりえ」をPDF版で無料配布しています。

内容はさすがケイオシアムで「インスマウスの影」「クトゥルフの呼び声」「ダンウィッチの怪」「狂気の山脈にて」といった名状し難き代表作の深淵から狂気じみた28のシーンを厳選しています。



ケイオシアムはステートメントの最後に「星辰が正しい位置に揃うまで、皆が息災でありますように」と記しています。
この冒涜的なぬりえを異次元の色彩で完成させた暁にこそ…いや、そんな!あの咳は何だ!窓に!窓に!

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【コラム】「ジョーカー」という、あなたや私の物語【ネタバレ注意】

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「バットマン」のヴィラン(悪役)だったジョーカーを主人公とし、その誕生を描いた映画「ジョーカー」が公開から2週連続での興行トップを記録した。
アメリカ合衆国での上映ではその内容から警備体制が増強され、現実社会への影響を懸念する声が鑑賞者からも上がっている。いったいこの映画「ジョーカー」の中で、ジョーカーは何者として描かれたのだろうか。読み解いてみる。

【これより完全なネタバレを含みます】

◆現代社会の合わせ鏡となる舞台と主人公
「ジョーカー」を見終わった時、これが自分の物語だと感じた人はどれくらいいるだろうか。
まず舞台となるゴッサムシティは貧富の差が激しく、ゴミ収集がストでストップしてゴミと悪臭が溢れている。現代アメリカをはじめとする新自由主義的な社会構造を象徴する光景だ。
ホアキン・フェニックス演じる主人公のアーサーは貧しい母子家庭に育ち、コメディアンを目指しながら毎日ピエロとして各所に派遣されては日銭を稼いでいる。
アーサーは何の脈絡もなく笑い出してしまう精神的な持病を持ち、入院歴もある。社会福祉事務所で毎週面談を受け、薬も処方されている。現代日本ではいわゆる「底辺」や「貧困層」と呼ばれるタイプの人間だ。
若者に暴力を振るわれ、持病を奇異な目で見られ、それでも見果てぬ夢を胸になんとか前に進もうとするが、アーサーは同僚からもらった銃に絡む失態で遂に失職し、心折れてしまう。
こうした舞台設定やアーサーの境遇、そして序盤のエピソードに自分の境遇を重ね合わせる事のできる層は少なくない。むしろこの20年で徐々に増加しているだろう。
◆「義賊」としてのジョーカー
そんな失意の中、地下鉄車内で女性に嫌がらせをするエリートビジネスマンの3人組を行き掛かりで射殺した瞬間から、アーサーは変わり始める。そしてその殺人は、格差社会の中で富を独占するエリート層への反発から人々の間で英雄視されることになる。
この事件をきっかけにジョーカー(この時点ではピエロの面を被った私刑人)はロビン・フッドや怪傑ゾロ、ビリー・ザ・キッドのような義賊としての性格を帯び始めるのだ。
アーサーは殺人の後に汚れた公衆便所の中で法悦の表情で踊る。縛られていた何かが解き放たれていることを観客はホアキン・フェニックスの演技から痛いほどに感じ取る。その後アーサーはピエロの事務所を飛び出すが、光の中へと駆け出していく後ろ姿には晴々しさすら感じられる。
アーサーはそれから自分を虐待して騙した母親を殺し、銃を渡して最後には陥れようとした同僚を殺し、自分を笑いものにしたコメディショーの人気司会者を殺す。当然、法的にも道徳的にも許されない行動だ。
それでもアーサーが義賊としてのイメージを損なわないのは、彼が純粋悪の権化としてではなく、あくまで自分を虐げる者への反逆者として描かれているからだ。
それはアーサーが殺さなかった者が誰かを見てみると分かる。同僚を射殺した際、同行していたアーサーに同情的だった小人症の別の同僚を見逃すどころか、積極的に逃亡に手を貸している。
さらに、自分が妄想の中でガールフレンドだと思っていた黒人女性とその娘を殺すこともない。なぜなら彼女はアーサーを虐げていないから。あのシーンでアーサーが親子を殺害するかもしれないと息を呑んだ観客も多かったのではないだろうか。
アーサーは殺害する対象を明確に限定することで、「ダークナイト」でヒース・レジャーが演じた悪意と狂気の塊のジョーカーとは別の存在であることを強烈に示している。
この性質はジョーカーに触発された暴動の群衆にも受け継がれる。作中でエリート層の象徴たるウェイン夫妻が殺害された時、一緒にいた後のバットマンである幼いブルース・ウェインだけが見逃されたのは、単なる物語上の整合性のためだけではない。
ジョーカーに「弱きを助け強きをくじく」義賊としての性質が揺るぎなく示されているからこそ、観客はジョーカーに共感し、彼の生々しい殺人にすら感情移入し、カタルシスを得ることができる。
こうして、ラスト直前でピエロの面の暴徒の大歓声の前で壊れたパトカーのボンネットの上に立つジョーカーの姿をキリストの復活とだぶらせる(貧しい人々は、幸いである)見方がこの上ない説得力を持つ事になる。
貧しい人々にとって義賊たるジョーカーは自らの求めた価値の体現者であり、それを行動で示した英雄となる。ピエロの面という予め与えられた匿名性は彼らをもうひとりのジョーカーへと変貌させる。
この映画「ジョーカー」の中で生まれたジョーカーはAnonymousがそうだったように、匿名性の中で法すらも超越してエリート層に反逆を行うアイコンであり、そのアイコンの象徴を模倣することで自らが同一化できるミームであった。
一度生み出されたミームは、例え生み出したアーサーが死んだとしても簡単に消えることはない。それは1940年に生まれたジョーカーというヴィランがジャック・ニコルソンやヒース・レジャーらの手によって何度も、少しずつ形を変えながら生き続けていることとパラレルだ。
マレーを殺害し、ピエロの面の暴徒たちの暴れ回るゴッサムシティをパトカーの中から見つめるジョーカーの表情は、この上なく満ち足りているように見える。これは成し遂げた者の表情だ。
ジョーカーというミームが生まれ、既に野に放たれた。もうこれを誰も消すことはできないとジョーカーが知っているからこその表情だ。
だからこ「そジョーカー」はホアキン・フェニックス演じるアーサーの物語でありながら、あなたや私の物語でもあり得るのだ。それこそが、アメリカ合衆国で警察や軍隊がこの映画を警戒した理由でもある。
◆トリックスターの誕生としての「ジョーカー」
別の観点からは、この「ジョーカー」は神話的なトリックスターの誕生の物語とも言える。アーサーの職業である「道化」はトリックスター性そのものと呼べる存在であり、また「笑い」自体がそもそも階級や序列を無化する行為となる。
「笑い」によって笑われるのは伝統的に強者、権力者だ。古来喜劇の中で王や聖職者が笑いの対象とされてきたことは改めて指摘するまでもない。
道化が喜劇への登壇を願って紆余曲折の末に実現し、メインストリームのコメディショーをぶっ壊して大喝采を浴びると考えれば、これはトリックスター誕生のサクセスストーリーとして読むこともできる。
アーサーがウェイン氏の息子であるという可能性が作中で示唆されながら、ウェイン氏の否定と母親のカルテによってその事実が否定されるという部分も非常に示唆的だ。
「王の息子(そして後のバットマンの兄)」という象徴的な地位を剥奪されたアーサーは、母の写真に書かれたウェイン氏のものと思われる愛の言葉を見つけるが、その写真をあっさりと捨ててしまう。
既にその象徴的な地位は、ジョーカーというトリックスターとして覚醒しつつあるアーサーからは無用の「設定」でしかなくなっているのだ。軽やかに舞い、縦横無尽に駆け巡るトリックスターにそうしたしがらみが不要である事をアーサーは既に知っている。
そして、この誰でもないトリックスターとして覚醒することで、この物語はまた別の観点から「王の息子でもバットマンの兄でもないあなたや私の物語」としても機能するようになる。
◆確信犯的に織り込まれた仕掛け
これらの重層的で巧妙な仕掛けは、もちろんトッド・フィリップス監督が確信犯的に作品に織り込んだものだろう。監督もホアキン・フェニックスも鑑賞者がどのようにも解釈できる余地を残したことを指摘し、どれが「正解」かには答えないと明言している。
つまり、鑑賞者が「ジョーカー」を「あなたや私の物語」として受け取ることをこの作品は否定しないのだ。だからこそ殺人や暴力、テロリズムの賞賛という批判を受け、警戒されることになっている。
既に「ジョーカー」の多くの解釈や考察がネット上には溢れているが、その中にはブルースとの年齢差から、アーサーはバットマンシリーズのジョーカーではなく、本物のジョーカーを生み出す「ジョーカーというミーム」の産みの親であるというものがある。
これは不特定多数のジョーカーの存在を許容する解釈であり、多数のジョーカーの中にバットマンと渡り合う本物のジョーカーがいるという世界観を支持する。
また、ラストシーンの病院で面談を受けているジョーカーだけが本物のジョーカーであり、そこに至るアーサーの物語は全てジョーカーの妄想(もしくはジョーク)であるとするものもある。
この場合、彼の扇動的で危険な妄想(もしくはジョーク)が向けられている対象はスクリーンを見つめる鑑賞者ということになり、「本物のジョーカーが映画を通し、直接現実世界の鑑賞者を煽動する」というなんともジョーカーな構図が生まれる。トリックスターの面目躍如である。
さて、もうじきハロウィンが訪れるが、今年は街にピエロの面やジョーカーの仮装をした「何者でもない人々」が溢れかえることになるのだろうか?

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【コラム】文化庁長官から新型コロナで苦境に陥るクリエイターへのお言葉「文化芸術に関わる全ての皆様へ」が意味深すぎて話題に

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果たしてこれはポエムくずれの虚無なのでしょうか。それとも深い意味の込められた血を吐くような訴えなのでしょうか。詳細は以下から。

◆文化庁長官の「お言葉」とは?
3月27日に宮田亮平文化庁長官の名前で文化庁の公式サイトに掲載された激励文と読めなくもない文章「文化芸術に関わる全ての皆様へ」(魚拓)が炎上しています。

この文章は表題と内容から、新型コロナウイルスの感染拡大によってイベントの中止や延期に追い込まれたクリエイターら(芸術家、アーティスト、創作者と言い換えてもいいでしょう)に向けたメッセージであることが分かります。
宮田長官は文頭で感染拡大のためにイベントの中止や延期を決断した関係者に敬意と感謝を表し、それによって苦境に陥っている関係者がいることを認識していると表明。
普通であれば、そうした関係者に対してどのような補償を検討しており、どのような段階まで話がまとまり、いつ頃実際に補償を受けられるかという話に進むもの。
ですが宮田長官はなぜか唐突に「芸術家としても生きてきた私」の人生の自分語りをはじめ、続いて苦境に陥った人に希望を与えるのが文化芸術活動だと話を急展開し、「日本の文化芸術の灯を消してはなりません」と結論付けます。
さあ、ではそのためにどんな具体策が提示されるのかと読み進めると、「文化庁長官として、私が先頭に立って、これまで以上に文化芸術への支援を行っていきたいと考えています」と具体性ゼロのお気持ちが表明されます。
最後には「明けない夜はありません!今こそ私たちの文化の力を信じ、ともに前に進みましょう」としめていますが、前に進むために苦境に陥ったクリエイターらにどのような支援をするのか、具体的な補償の道筋は一文字たりとも記されていません。
◆当然ながら炎上
1ヶ月もの間イベントが中止や延期となり、出演や出展がキャンセルとなったクリエイターらや、予定に穴の空いたライブハウスやクラブ、ミュージアムやギャラリーなどの会場からすれば、当然これは内容ゼロのポエムくずれに過ぎません。
すでに3月17日時点で超党派の「チケット高額転売問題対策議員連盟」のメンバーを中心とした超党派議員らは損失補償などの支援策を検討しています。
また、DJ NOBUが3月25日時点で寺田学衆議院議員、小池晃参議院議員、吉良よしこ参議院議員らと接触し、26日には菅官房長官に補償の検討を直訴しています。


こうした動きがすでに起こっている段階での無内容のお言葉に、文化芸術に関わる多くの人々から怒りの声が上がっており、奈良美智さんも以下のようにツイート。

新型コロナウイルスの感染拡大でロックダウンとなっている国の中には、クリエイターらに総額数百億円から1兆円規模の支援を行っているケースもあり、いつまでたっても具体的な支援や補償の道筋が全く見えない日本の状況に失望感が広がっています。
◆お言葉に隠されたメッセージ?
ですが、この文章には隠されたメッセージがあるのではないかとネット上などで指摘されています。それは最後の「明けない夜はありません!」というところ。
よくあるポジティブ系メッセージに見えますが、これはシェイクスピアのマクベスが出典で、「The night is long that never finds the day.」というもの。
直訳してみると「夜は長く、日を見ることはない」くらいの意味になりますが、実際にはマクベスに父親を殺されて復讐を誓うマルカムという登場人物のせりふ。
その文脈を読み込めば「あの暴虐の王マクベスを殺さない限り、我々に朝が来ることはない」といった意味になります。
お分かりでしょうか。この一見無責任に見える言葉も、原典に当たれば夜明けを迎えるためには暴虐の王を倒さなくてはならないというメッセージになるのです。
もちろん文化庁長官を務めるほどの人物が、この言葉の出典と原典での意味を知らないことは絶対にありえません。
つまりこの解釈だと、日本の文化芸術が朝を迎えるためには打倒すべきマクベスが存在しており、今はその存在のために苦境に陥ったクリエイターを救う策が出せないのだと訴えていることになります。
ひとつの文章に二重の意味を持たせたとすればなんとも文化庁長官らしい趣向といえますが、宮田長官の胸中やいかに。そして、打倒すべきマクベスとはいったい誰ということになるのでしょうか。

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マスターソードにキーブレードも、あの伝説の剣が家の鍵に

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子供の頃に憧れた伝説の剣で自宅のドアを開ける。そんな夢を実現するたまらないアイテムが発売されています。詳細は以下から。

2015年の設立以来、ゲームやアニメ、映画に登場する伝説の武器をモチーフにした鍵を作り続けているHero’s Armory社。
創始者でありCEOのBrian Hermansenさんがこのアイディアを思いついたのは、映画館で「ロードオブザリング」の鑑賞中。折れた伝説の剣ナルシルがカット前の鍵にそっくりだと気付いた時にすべてが始まりました。
コンサルティング会社でブランドやプロダクトのコンサルティングをしていたBrianさんはKey Armory社を設立し、最初の10個のオリジナルデザインをひっさげてクラウドファンディングサイトKickstarterで資金を調達します。


その後さらにデザインを追加していき、2017年には伝説の武器を模したタイピンやカフスボタン、USBドライブ、栓抜きからネクタイまでを発表。鍵だけにとどまらなくなったことから社名を現在のHero’s Armoryに変更します。



ラインナップはオリジナルだけでなく、ゼルダの伝説のマスターソードやキングダムハーツのキーブレードを模したものも。名前がそのままでないのはいわゆる二次創作と呼ばれるプロダクトだからでしょうか。
鍵は送料別で12.99ドル(約1400円)とお手頃価格。元ネタごとのセット販売などもされています。
なお注意点としては、鍵の規格がクイックセットとシュラーゲの2タイプということで、自宅の鍵と互換性があるか確認する必要があります。また鍵はカットされていないため、街の鍵屋などに持ち込んでカットしてもらう必要があります。

疲れて帰宅した時、こんな鍵でドアを開ければテンションが上がること間違いなしです。

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【訃報】志村けんが新型コロナで死去

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新型コロナウイルスに感染し、闘病中だった志村けんさんが死去しました。70歳でした。

志村けんさんは3月17日にけん怠感などの症状が出たあと、19日には発熱・呼吸困難の症状が出現。20日に都内の病院に搬送され、重度の肺炎との診断を受けて入院しました。
診察の際に新型コロナウイルス感染が疑われたため検査が実施され、23日夜に陽性を確認。3月25日に所属事務所が新型コロナウイルスへの感染を公表しましていました。
その後も入院して治療が続けられていたものの、29日夜、東京都内の病院で亡くなりました。

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「客が払い戻し求めなければ寄付扱いに」イベント中止の事業者支援に現金給付なし

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やはり何があっても現金の支給だけはしない方針のようです。詳細は以下から。

◆1ヶ月続くイベント自粛要請
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2月末から大規模イベントの自粛要請が行われ、不要不急の外出についても自粛を求められる状況が続いています。
これに伴い音楽や演劇、講演といった各種イベントは中止や延期を余儀なくされ、当然ながら予定通りに開催できなければ主催する事業者らは大きな負担を背負うことになっています。

こうした状況に、イベントの出演者や会場、事業者らからは補償を求める声が上がっていましたが、ようやく支援策が提示されました。ですが、やはりどうしても現金の給付はやりたくないようです。
◆支援策に現金給付はなし
共同通信やNHKの報道によると、政府が支援策として調整しているのは、イベントのチケットの払い戻しを求めなかった購入者に、チケット代を寄付して所得から差し引くといった税制上の優遇措置です。
これによって事業者の払い戻しを抑え、手元に資金を残せるようにするということです。
ただしこれはあくまでチケットを買ったファンの好意に頼るもの。払い戻しが少なければ手元に一定の資金を残せるかもしれませんが、その額面はファンの「お気持ち」頼みとなり極めて不安定です。

東京を筆頭に感染拡大防止のための外出自粛要請も出されており、すでに仕事に影響の出ている人も大勢いるのが現状。生活が見通せない状況ではイベントを応援していても払い戻しを求めざるを得ないケースも出てきます。
「払い戻ししなければ寄付扱い」という措置自体はサブの支援策としてはよさそうですが、これ一本でイベント中止への支援とするにはあまりにも不安定。やはり中止で生じた損失の現金給付による補填が必要となりそうです。

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【速報】少年ジャンプ21号が発売延期に、編集部で新型コロナ疑い

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週刊少年ジャンプ編集部で新型コロナウイルスの感染疑いが発生しました。詳細は以下から。

4月8日15時、週刊少年ジャンプ編集部が公式ツイッターアカウントで4月20日発売予定の「週刊頒布21号」が発売延期になったことを報告しています。

それによると、週刊少年ジャンプ編集部の40代社員に新型コロナウイルスの感染疑いがるとのこと。
発熱のあった4月2日から自宅待機しており、現在PCR検査待ちとのこと。同誌に連載する作家と接触する立場ではないとのことですが、感染リスクを鑑みて編集部全体の作業を一時休止することとなっています。
これにより4月20日発売予定の「週刊少年ジャンプ21号」が1週間発売延期となり、4月27日に「週刊少年ジャンプ21・22号」として発売されることに。
なお「週刊少年ジャンプ20号」は予定通り4月13日に発売されます。

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【訃報】声優の藤原啓治さん55歳で死去、「クレヨンしんちゃん」野原ひろし役など

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声優の藤原啓治さんが死去したことが伝えられました。詳細は以下から。

国民的アニメ「クレヨンしんちゃん」で父親の野原ひろし役、「鋼の錬金術師」のマース・ヒューズ役などを務めた、声優で「AIR AGENCY」代表取締役の藤原啓治さんが死去したことが同社の公式サイトで伝えられました。

サイトによると、藤原さんはかねてより癌で闘病中で、4月12日に55歳で死去したとのことです。
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【速報】日本最後のゲイ雑誌「サムソン(SAMSON)」休刊、38年の歴史に幕

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一時代を築いた「G-men」「バディ」が休刊する中、最後まで残っていたゲイ雑誌までもが休刊することとなりました。詳細は以下から。

海鳴館公式ページによると、月刊サムソン(1982年7月創刊)が2020年6月号で休刊するそうです。理由は「諸般の事情」「現在の情勢」とのこと。
サムソンは比較的デジタル化の遅い「太めの中高年」をターゲットにしていたことや自前のビデオレーベルを持っていることもあり、最後まで生き残っていたゲイ雑誌。熊田プウ助、サムソン高橋といった個性的な面々を輩出したことでも知られます。
全盛期にはより高齢層に向けた「豊漫」や、若い太めの男性をターゲットにした「DAVE」などの姉妹誌も展開していたほか、インターネットが普及していない時代に、日本全国津々浦々のゲイスポットを網羅した「男街マップ」も刊行していました。
2020年6月号表紙。近年では「G-men(2016年休刊)」で執筆していた漫画家の作品なども掲載されていました。

休刊を伝える公式ツイッター。昭和、平成、令和を生きた最後のゲイ雑誌が区切りを迎えます。

なお、今後もサムソンビデオ、豊漫ビデオの新作販売などのビデオレーベル事業は継続していくとしており、公式サイトや公式ツイッターで情報を発信していく方針。
公式ページでは読者に向け、以下のようなメッセージが掲載されています。
長い間月刊サムソンをご愛読いただき心より感謝申し上げます。
このたび諸般の事情により、また現在の情勢をかんがみ、やむなくこの6月号をもってサムソンを休刊することになりました。突然のおしらせになってしまい、まことに申し訳ありません。
なお、下記の映像関連につきましては従来通り続けてまいります。
◎サムソンビデオ、豊漫ビデオの新作販売。
◎ネット配信「サムソンビデオ TV」での配信。
それらの情報は海鳴館ホームページやツイッターで発信していきます。今後ともおつきあいのほどよろしくお願い申し上げます。
今までサムソンを愛してくださり本当にありがとうございました。最後に、読者の皆様の健康をお祈りいたします。まだまだ予断を許さない事態が続きますが、どうぞご自愛下さい。
2020 年 4 月 17 日
サムソン編集部一同
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【【速報】日本最後のゲイ雑誌「サムソン(SAMSON)」休刊、38年の歴史に幕】を全て見る

スターウォーズのメカやドロイドたちがステンドグラスの美麗ランプに変身

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これはファンならずとも部屋に置きたくなるクオリティです。詳細は以下から。

Woodland Porpoise Workshopに所属するCraftsman kethtopherさんが映画「スターウォーズ」シリーズに登場するメカやドロイドをテーマに、ステンドグラスと木を使ってたまらない質感と色彩のガラスランプを制作しています。
作られているのはR2-D2からAT-ATやAT-ST、Xウイング、ミレニアムファルコン号、インペリアル・シャトル・タイディリアムなど。あの世界観を再現しつつ、優しく温かいクラフトの手触りもたまりません。

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Kpride(@woodland_porpoise_workshop)がシェアした投稿 – 2019年 7月月24日午後1時43分PDT



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Kpride(@woodland_porpoise_workshop)がシェアした投稿 – 2019年 6月月19日午後4時40分PDT



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Kpride(@woodland_porpoise_workshop)がシェアした投稿 – 2018年 5月月30日午前10時25分PDT



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Kpride(@woodland_porpoise_workshop)がシェアした投稿 – 2018年 9月月12日午前5時52分PDT



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Kpride(@woodland_porpoise_workshop)がシェアした投稿 – 2018年 9月月15日午前5時10分PDT


グラスランプ以外にもこのようなクラフトも。

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Kpride(@woodland_porpoise_workshop)がシェアした投稿 – 2020年 4月月15日午後3時22分PDT



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Kpride(@woodland_porpoise_workshop)がシェアした投稿 – 2019年 3月月4日午後5時39分PST


スターウォーズ以外の作品をテーマにしたクラフトも作られています。

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Kpride(@woodland_porpoise_workshop)がシェアした投稿 – 2019年12月月24日午前9時50分PST


Instagramのアカウントからは制作風景なども見ることができます。

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【最終形態】ルンバを「部屋を掃除してくれるドロイド」に魔改造する人が現れる

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部屋をドロイドが掃除してくれる日が来るとは思いませんでした…。詳細は以下から。

今や便利な掃除グッズとして広く使われるようになったルンバをはじめとするロボット掃除機。いろいろカスタマイズしてペットのように楽しんでいる家庭の話題は以前からありましたが、その最終形態が判明しました。
YouTuberのMatthewScottHunterさんはルンバをゴミ箱と木材、そしてボール紙などを使ってスターウォーズに登場するドロイド「R9-D9」に魔改造。みんな大好きな「R2-D2」ではない辺りにこだわりを感じます。

頭の部分はデスク用の小型扇風機を流用して回転するようにし、電源はUSBバッテリーから。そして音声はBluetoothスピーカーから出しています。

もちろんこの「R9-D9」は自動で部屋の掃除をしてくれますし、リモコンで直接操作も可能。掃除が終われば自分で充電器に戻ります。

唯一の難点は、ルンバならば入れるソファーの下などにはつっかえて入れないこと。ですが自宅にドロイドがいてくれることを考えたらそれくらいの掃除は人間がやれば無問題とも言えそうです。
日本の家でやるとスペース的に少々難しいことだけが悩みの種ですが…。

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【動画】巨大なガラス箱の中で波頭が砕け散る迫真のメディアアート「Wave」が完全に新次元

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リアルという言葉でも足りない、本物にしかみえない波の荒々しさです。詳細は以下から。

韓国のデザイン会社Dstrictは高解像度でハイパーリアリスティックな波が巨大なガラス箱の中で繰り返し砕け散る作品をソウルの江南エリアの三成にある巨大複合施設「COEX」で展示しています。

これは幅80m、高さ20mの国内最大の広告用スクリーンを用いたもので、同社としては初めての試みとのこと。
公共スペースでの映像表現がまた一歩新しいレベルに踏み込んだということになるでしょうか。

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Netflixが現金10万円を映画・テレビドラマ制作従事者らに支給、支援基金を立ち上げ1000人を募集

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国の支援に先駆けてNetflixが動きました。「囲い込み」への第一歩との指摘もありそうですが…。詳細は以下から。

◆Netflixが映画・テレビの「裏方」に現金支援
世界最大級の動画配信サービスである米Netflixが、新型コロナウイルスにより生活に極めて大きな影響を受けている日本国内の映画・テレビドラマ制作の従事者を短期的に支援するための救援基金「Netflix 映画・テレビドラマ制作従事者支援基金」を映像産業振興機構(VIPO)内に設立しました。
Netflixは基金設立にあたり、今年3月に発表したクリエイティブ業界を支える目的で設立された支援基金から、約1億円をVIPOに拠出したことを発表しています。
対象となるのは演出や撮影、照明、録音、美術、編集、スクリプターといった職種で、メインスタッフに加えてアシスタント、コーディネーターなども対象に含まれます。
支給額は1人10万円となり、支給可能人数は1000人程度。募集開始は5月28日13時頃を予定しており、申込から2週間程度で支給されるとのこと。申請はこちらのリンク先の応募フォーム(現在準備中)より。

なお注意点として、6月末日まで募集を続けるとしているものの、先着順で応募数が支給可能額に達した時点で募集終了となります。
◆これは外国資本のヘッドハントなのか
新型コロナに伴う休業要請によって映画やテレビといったエンターテインメント分野は大きな打撃を受けています。その中でも裏方とされる職種への補償は現時点でも十分なものではありません。
今回アメリカ資本の民間企業による大規模な支援策は、ある意味日本国内の映画やテレビなどの業界の人的リソースの囲い込みへの第一歩とも考えられるもの。
実際にアニメ業界では中国資本によって低賃金体待遇の日本のアニメーターらが日本よりも高条件で雇用されるケースもあるため、さらなる日本からの人材流出につながる可能性もあります。
もちろんこうした職種に従事する人にとって、生活していくうえでどちらがよりよいかを外野が決める話ではありません。とはいえ、クールジャパンを標榜しながら現場に補償が行き届かなければ、現場から文化が先細りとなっていくことは否めません。

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デニムがアートの最前線だった時代、1973年にリーバイスが開催した「デニムアートコンテスト」の作品たち

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いつかまたこんな時代がリバイバルするのでしょうか。詳細は以下から。

1960年代から70年代にかけて、多くの若者がジーンズをはき、デニムのジャケットを身にまといました。ヒッピームーブメントの波の中で、穴あきのジーンズからつぎはぎのパッチワークの装飾まで、彼らは自分たちのスタイルでデニムを彩っていきました。
そうした中で1973年、ジーンズメーカーのリーバイスは「デニムアートコンテスト」を開催します。
参加者らはパッチから刺繍をはじめ、自由自在にカスタマイズされ、美しく装飾されたリーバイスのデニム製品をスライドで撮影して送付。




コンテストには2000点のスライドが送られ、ファッションデザイナーのルディ・ガーンライヒ、写真家のイモージン・カニンガム、サンフランシスコ・クロニクル紙などを含む審査団が審査を担当。




優秀作品は18ヶ月にわたる同コンテストの全米美術館ツアーで展示され、さらに写真家バロン・ウォールマンによる「The Levi’s Denim Art Contest Catalogue of Winners」に掲載されました。





いずれもきらびやかでヒッピームーブメントの香りを色濃く漂わせています。デニム自体がまったく見えなくなるような作品もあり、当時の自由に満ちた空気の残り香を感じさせるものとなっています。







いつかまたこんなファッションをストリートで見ることはあるのでしょうか。

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村上春樹の6年ぶりの最新短編小説集「一人称単数」、7月18日に単行本と電子書籍版が同時発売

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長編小説「騎士団長殺し」からは3年ぶりの最新小説の発売です。詳細は以下から。

文藝春秋が村上春樹の短編小説集「一人称単数」を7月18日(土)を単行本と電子書籍版で同時発売(税込み1500円)します。
小説としては「騎士団長殺し」から3年ぶり、短編小説集としては「女のいない男たち」から6年ぶりの刊行となります。
予約はこちらの公式サイトから、各書店のサイトにて6月4日から受け付けとなります。

これにあわせ、村上春樹訳のグレイス・ペイリーの短編集「人生のちょっとした煩い」(税込み700円)、「最後の瞬間のすごく大きな変化」(税込み740円)、「その日の後刻に」(税込み880円)の3作品も同日に電子書籍化されて発売するとのこと。
何かと外出が難しそうなコロナ禍の今年の夏、じっくり読書もいいのかもしれません。

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冷蔵庫の中の食材が美しすぎる「異世界」に、ロックダウン中のトラベルフォトライターが新境地へ

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新型コロナで自宅に閉じ込められたトラベルフォトライターが新たな世界を発見してしまったようです。詳細は以下から。

世界各地で行われている新型コロナウイルスのパンデミックに伴うロックダウン。そんな中で、トラベルフォトライターという世界を飛び回ることを仕事にしてきたErin Sullivanさんも自宅での隔離を余儀なくされました。

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I sit at this desk a lot under normal circumstances, but lately we’ve been getting reeeeeal cozy as I adjust my business to the times. As a freelancer, flexibility and creativity are non-negotiable, wherever you can cultivate them in your business. ✧ Today’s blog post gets specific on one exercise that has helped me navigate this time of uncertainty so far. ✧ There is a lot that we do not have control over, but luckily there are still things that are in our power and influence. Hopefully this quick read will be helpful for those of you in need of a boost. Link is in my stories

Erin Sullivan(@erinoutdoors)がシェアした投稿 – 2020年 3月月17日午後1時18分PDT


そんなSullivanさんは冷蔵庫の中にある食材とミニチュアなどを使い、美しくも怪しい「異世界」の写真シリーズを撮影しました。
自由な旅への憧れ、目の前の小さな食材の造形への驚き、隔離された中でのSullivanさんの気持ちがぎゅっと詰め込まれた作品がずらりと並びます。

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Gotta love an afternoon visit to Jello Lake 🌲 And before you guys ask, YES I WAS allowed to fly my drone here!! 🙄😉 ✧ Over the past few weeks I have been thinking a lot about the nature of creativity and how ideas come to us. These days it is easy to feel like you are in competition, but I have never once experienced this to be the posture that supports long-term success or a feeling of peace. We cannot hold onto our ideas so tightly that we suffocate them. I believe ideas are given to us from God (or whoever/whatever your higher power is) and we’re just the stewards. Like love, celebration, and laughter, creativity can really shine when it is shared. (@elizabeth_gilbert_writer has a wonderful book about this concept called Big Magic. It’s also a big topic in The Artist’s Way by Julia Cameron. I recommend both.) ✧ This set was made with jel dessert (vegan jello), asparagus, and train figures in a pie dish. So many of you have been curious to see behind-the-scenes footage or a hyperlapse of me creating one of these scenes… so if you are interested, check out @rei’s latest IGTV video! 🥳 ✧ #ErinsGreatIndoors #OurGreatIndoors

Erin Sullivan(@erinoutdoors)がシェアした投稿 – 2020年 4月月21日午後1時48分PDT



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Some pretty sweet dunes… literally. 🤓 Here we have the Sugar Sand Dunes, located on a sheet in my bedroom. Luckily we got a permit. Lots to look at. My friend just couldn’t seem to stop pointing at stuff! ✧ This project has been a great challenge for me in many ways. The parameters I set for myself when embarking on this very tiny journey were: 1. Create outdoor scenes out of household objects (obviously) 2. Shoot things I’d normally shoot, as if the scenes were real 3. Only use Photoshop to enhance an image, do not make it essential 4. Make the scenes as believable as possible For me, having a set of guidelines for a series is what helps me decide what belongs and what doesn’t. It gives me handrails throughout the process. ✧ I’ve created a couple of scenes so far that didn’t make it into the series, and I’m sure I’ll make more that don’t feel like a fit. That’s ok. That’s part of if–– study is vital. Practice, too. In this particular instance, mine just happens to look like a tiny train person standing on a mound of sugar. ✧ #ErinsGreatIndoors • #OurGreatIndoors

Erin Sullivan(@erinoutdoors)がシェアした投稿 – 2020年 4月月3日午後6時53分PDT



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Ahhh, a stroll through the @gomacro mountains, where we found some quite chocolatey features. Normally I would tell my friends to avoid licking the scenery, but in this case it all appeared to be edible and you don’t even need a permit. 😂 Flavors included banana + almond butter, double chocolate + peanut butter chips, oatmeal chocolate chip, and maple sea salt to name a few. 😛 ✧ Under different circumstances, I’d be snacking on these while outdoors on a hike or shoot. But staying home has introduced a whole new style of adventure–– involving less movement and more imagination. 💭 ✧ Thank you to @gomacro for loving the #OurGreatIndoors series and wanting to explore with me! If you are interested in experiencing some of the plant-based bars pictured here, you can use code “NEWFLAVOR30” for 30% off your order from gomacro.com. ✧ See if you can find the tiny bars in the 2nd & 3rd images. Also – all these bars were saved and snacked on 😊♥ #gomacro #biggerthanabar #sponsored

Erin Sullivan(@erinoutdoors)がシェアした投稿 – 2020年 4月月16日午前9時32分PDT



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Thanks a ton for all the recommendations in my stories on where I should visit next! 😂 I thought I’d make the first stop Spaghetti Swamp. There are lots of winding channels to paddle through here. Weird place. ✧ I know that many of you are photographers, or are interested in photography. And I want you to know that there is so much to learn and discover every day, in the most seemingly mundane things. Let’s take the work of someone you consider to be a photography legend. Look at their work, and see the way they have studied their subject in order to capture it. Disregard what the actual subject is, that’s arbitrary. Look at the way the light travels across the surface, the treatment of color, the specific textures, the contrast and attention to detail. It is possible (MORE than possible!) to pay this kind of attention to your everyday, not just the things you would consider to be spectacular or extraordinary. You may find that your everyday is just that. Truly SEEing is the important part. ✧ Image created with model train figures, tin foil, and an outrageous amount of spaghetti that I will be eating for the next week at least. 🍝 ✧ #ErinsGreatIndoors #OurGreatIndoors

Erin Sullivan(@erinoutdoors)がシェアした投稿 – 2020年 5月月22日午後10時06分PDT



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Would ya look at that? It’s an Instagram rest area among the watermelon. Stay as long as you’d like. Close your eyes, take a deep breath, allow yourself to be transported, if only for a moment. 🍉 ✧ One of the lessons that I am continually learning is that I don’t have to “do” all the time. I have to remind myself often that the rest–– the doing nothing, the long quiet afternoon, the aimless walk–– these are instrumental to understanding myself, and therefore to fulfilling my purpose here on Earth. For a long time I thought I needed permission to experience restfulness. There wasn’t enough time for a pause. Now I know nothing more crucial than that. 💗 ✧ This set is a study for a record jacket I am doing for @vinylmoonco. People ask about the process. I sketch it out, then I work with the materials. In this case, I’d cut the watermelon, stare at the watermelon, move the watermelon… and repeat… until I arrive at something I like. ✧ #ErinsGreatIndoors #OurGreatIndoors

Erin Sullivan(@erinoutdoors)がシェアした投稿 – 2020年 5月月26日午後5時26分PDT



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Lately I could really use a float in the clear waters of the 🌿Parsley Oasis🌿. It’s a bit of a hike to get to, but such a treat to take a refreshing dip in the glass-like pools 💧🤓 ✧ As countries begin conversations about opening up again, many have asked me if I’ll continue this series after quarantine. The answer is yes. These tiny adventures have helped me tremendously during this time, and have made a home for themselves in my body of work. This series has been a lesson in infinite possibility. A reminder that there are creative solutions to be found. ✧ Materials: glass bowl on a scarf, parsley, model train figure. ✧ PRINTS ARE AVAILABLE & will be updated today with images from my last few posts. Head to prints.erinoutdoors.com to browse, and use code “GREATINDOORS20” for 20% off from this series. ♥ ✧ #OurGreatIndoors #ErinsGreatIndoors

Erin Sullivan(@erinoutdoors)がシェアした投稿 – 2020年 5月月5日午後1時24分PDT



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Was feeling like a magical snowy adventure, so I figured it was worth a trip to Sweet Potato Pass. Fascinating formations, and the snow is edible 😉❄ ✧ People have asked me if the scenes in this series are meant to replicate real places I’ve been. They are… but only kind of. It isn’t supposed to be literal. For me, photography has been a way to capture the feeling in a fleeting moment. My editing process exists just to get more specific to what that feeling is. So more than an actual place that I’ve been, I’m blending the literal with the fantasy and hoping that the result is a feeling. ✧ This one could be any snowy place you’ve been. Anytime you’ve felt surrounded by sparkle and wonder. Maybe when you were a kid. Or maybe you’ve only ever seen snow in dreams or your imagination. Whatever the feeling is, that’s what’s real. ✧ #ErinsGreatIndoors #OurGreatIndoors

Erin Sullivan(@erinoutdoors)がシェアした投稿 – 2020年 5月月14日午後3時51分PDT



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Just a couple of gal pals enjoying a stroll in the Herb Jungle (in this particular section we have chives and dill). I imagine them talking about what kinds of plants and wildlife they’ve found along the way. Hopefully they aren’t lost. 🌿 ✧ I always appreciate hearing what you imagine the characters in my images are saying (or thinking). Anybody got a narrative on what these two are up to? Comment a dialogue or a little story. I’ll send prints to my favorites. 😁 ✧ Pretty simple set-up here–– chives and dill stuck into a foam block. I put some parsley and colored pencils in the background to give it more depth. I buy my lil model train figures online from hobby shops, and shoot this series with my @sonyalpha a7Riii with 90mm f2.8 macro lens. FAQs are in my story highlight if you want a refresher. 🤓 #alphacollective ✧ #ErinsGreatIndoors #OurGreatIndoors

Erin Sullivan(@erinoutdoors)がシェアした投稿 – 2020年 5月月15日午後5時24分PDT



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A moonlit stroll through the Mushroom Grove. If you have ever stepped outside when there is a full moon so bright you can see your shadow–– that’s what I wanted to create here. That feeling of wonder, of delight, of connectedness and otherworldliness and yet the humbling reminder of your human size on a very big rock. ✧ Mushroom Grove isn’t a real place but the feeling is real. All of these places, they’re temporarily located in my bedroom and on your screen, but they are also found in all of our minds. ✧ The imagination is a powerful thing, and a gift to have. Keep yours flowing. Honor the curious questions that come to greet you. What you pay attention to is what you get more of. ✧ Now go look at the supermoon. 🌝 ✧ #ErinsGreatIndoors #OurGreatIndoors

Erin Sullivan(@erinoutdoors)がシェアした投稿 – 2020年 5月月6日午後8時48分PDT


これ以外の作品はInstagramのアカウントから閲覧可能。Sullivanは新型コロナが終息した後も新たな可能性としてこのシリーズを続けていくつもりとのことです。

【冷蔵庫の中の食材が美しすぎる「異世界」に、ロックダウン中のトラベルフォトライターが新境地へ】を全て見る

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