映画史上最も有名なシーンのひとつ。ジャック・ニコルソンはこんな風に役に入り込んでいました。詳細は以下から。
1980年に公開されたスタンリー・キューブリック監督の世界のホラー映画の最高傑作とも呼ばれる「シャイニング」。主演のジャック・ニコルソンが描き出した狂気は今も見る人の心を恐怖のどん底に突き落とします。
そんな「シャイニング」で最も有名なシーンといえば、狂気に蝕まれたジャック・ニコルソン演じるジャック・トランスが妻のウェンディを追いかけてドアを斧でぶち破るこの場面。DVDなどの表紙にも使われているため、映画を見ていなくても見かけたことがあったりする人も多いのではないでしょうか?
Here’s Johnny! – The Shining (7_7) Movie CLIP (1980) HD – YouTube
ジャック・ニコルソンはもちろん、妻のウェンディ役のシェリー・デュヴァルの演技が迫真過ぎてジャック・ニコルソンよりも恐ろしいとの評判も少なくありません。
この名シーンに挑むに辺り、名優と名高いジャック・ニコルソンはどのようにして狂気に満ちた主人公にシンクロし、役に入り込んでいったのでしょうか?貴重なシーン直前の場面が動画で残されています。
Behind the scenes footage of Jack Nicholson preparing for the famous axe scene in ‘The Shining’ – YouTube
隣の部屋にシェリー・デュヴァルが入っていく中、飛び跳ねながら「Come on, come on death…」と絞り出すようにつぶやくジャック・ニコルソン。斧を振り下ろす練習をし、いざテイクが始まった時にはもうあのおそろしいジャック・トランスの顔になっています。
これが世界最高レベルの俳優の技なのかと息を呑むばかり。2010年以降映画に出演しておらず、引退も表明されましたが、まだまだ老齢の彼の演技を見てみたいと願う人は多いはず。なんとか復帰してほしいところですが…。
vintage everyday_ Rare behind the scenes footage of Jack Nicholson preparing for his famous axe scene in ‘The Shining’ (1980)