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なにこれ滾る!スターウォーズの銀河帝国軍 VS エイリアンのファンアート

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ローグ・ワンにも負けないスピンアウトのファンアートです。詳細は以下から。

スターウォーズシリーズのスピンオフ作品として現在絶賛上映中の「ローグ・ワン」。同じ世界観の中、本編の外伝に当たるストーリーが語られてゆくのですが、銀河帝国と反乱軍の壮大な戦いにはそのようなイマジネーションを膨らますことのできる空間がたくさん存在しています。
スペインの画家でありイラストレーターであり、コンセプトアーティストでもあるGuillem H. Pongiluppiさんはこれまで世界的な人気ゲームであるウォークラフトやナショナルジオグラフィック、BBCなどで仕事をしてきた超売れっ子にしてスターウォーズとエイリアンの大ファンです。
そんなPongiluppiさんはもしスターウォーズのダース・ベイダー卿率いる銀河帝国軍とエイリアンたちの宇宙の片隅での死闘を描くファンアートを公開しています。










並み居るエイリアンと戦うベイダー卿とストームトゥルーパーたち。もしかしたらあり得るかもしれないこのシチュエーションは実に滾ります。エイリアン対プレデターよりもずっと世界観に深みが出てきそうな気がしますが、いかがでしょうか?
Pongiluppiさんの他の作品は以下から閲覧できます。サイバーパンクからポストアポカリプス、ファンタジーのテイストのものまで非常にクオリティが高く、イマジネーションを掻き立てられます。ぜひじっくりご覧下さい。
guillemhp.com ? Attack ships on fire off the shoulder of orion
‘Star Wars’ vs. ‘Aliens’_ What’s not to like_ _ Dangerous Minds

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メタル感がハンパない、自動車のホイールキャップで作られたクリーチャーたち

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何とも経験値の多そうなクリーチャーたちです。詳細は以下から。

イギリスで活動するPtolemy Elringtonさんは路上に落ちている廃材などを材料として彫刻を作成するアーティスト。その中でメインとなっているのは自動車のホイールキャップを用いて生き物を形作る「Hubcap Creatures」というシリーズです。
路上の廃材ですからそれぞれの材料にはひっかき傷や摩損個所が存在しているのですが、Elringtonさんはそれらこそが独特の風合いと歴史を作品に与えると考えています。
Elringtonさんの作品のバリエーションはほ乳類から鳥類、魚類、昆虫など多岐に渡っています。雷属性がめっちゃ効くか、そうでなければ大量の経験値を稼げることは間違いなさそうなフォルムです。











これ以外の作品は公式HPから閲覧可能。既存の作品は購入することもでき、価格はサイズや造形によって送料別で300ポンド(約43000円)~10000ポンド(約143万円)まで。最も大きなものは高さ4mを超えています。気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか?
Home – Hubcap Creatures
Sharks, stingrays, snakes & other nasty beasts, all made from hubcaps _ Dangerous Minds

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【動画】ドイツの学生が作ったアディダスの「非公式CM」が世界中で大絶賛される

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この作品は極めつけのファンアートと呼べるのかもしれません。詳細は以下から。

ドイツのFilmakademieで映像制作を学ぶ学生のEugen Merherさんは「Adidas – Break Free」という動画を作成し、公開しました。これは世界的スポーツ用品メーカーであるアディダスのCMの形を取った映像作品。この動画は公開から3週間程度で470万PVを稼いでいます。
作品名でありCMのキャッチコピーの役割も果たす「Break Free」は自由になる、抜け出す、ふりほどくなどの意味を持つ熟語で、この映像作品自体の明確なメインテーマとしても機能しています。
場面は老人ホーム。若き日には陸上選手として活躍したと思われるひとりの老人が自分の荷物の中から古いアディダスのランニングシューズを見つけ、それを履いて走り出します。入所者たちの驚きの視線の中でホームからの逃亡を目論む老人を介護士たちは捕まえて連れ戻します。
それでも諦めず、トレーニングをしながら繰り返し脱出を計る老人から、介護士たちは遂にシューズを取り上げてしまいます。落胆する老人ですが、彼の努力は他の入所者たちにとっても大きな希望となっていました。こっそりシューズとランニングウェアを取り返した入所者たちの盛大な応援の中、老人はもう一度走り始めます。
結末はどうなるのか。そしてこの物語が1分半あまりの作品の中でどのような映像として表現されているのか、じっくりご覧下さい。
Adidas ? Break Free – YouTube

YouTubeのコメント欄では「アディダスはこの素晴らしい作品を無視するのか?」という意見が多く見られる他、「年老いた親を老人ホームに押し込めるなんて…」という意見も。この辺りはお国の事情と高齢化の進展度によっても感想が変わってくるところでしょうか。
adidas Commerical _Break Free_ By Eugen Merher _ SneakerNews.com

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【祝報】「この世界の片隅に」が2016年キネマ旬報ベストテンで邦画第1位に、アニメ作品としては「トトロ」以来の快挙

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「この世界の片隅に」がキネマ旬報で邦画第1位の栄光に輝きました。

2016年公開の映画が対象の第90回キネマ旬報ベストテンが10日に発表され、2016年11月12日に公開された片渕須直監督のアニメーション映画「この世界の片隅に」が日本映画の第1位に選ばれました。アニメーション映画が同ベストテンの1位に輝いたのは1988年の宮崎駿監督による「となりのトトロ」以来の快挙となります。
「この世界の片隅に」はこうの史代原作の同名漫画がアニメ映画されたもの。第二次世界大戦下の軍港、呉に嫁入りする広島出身の18歳の女性すずさんの日常と、その日常を侵食する戦争の様子をすずさんの視点から描き上げた作品。
同作ではパイロットフィルムを作成するべく資金調達のためにクラウドファンディングが利用され、日本国内では過去最大の支援者数と支援金額を集めたことで話題となりました。また主人公のすずさんの声を、以前の所属事務所の圧力によって「干された」状態になっていた事で知られるのん(本名:能年玲奈)さんが見事なまでに演じきったことも大きく評価されています。
11月12日の時点での上映館は全国併せても63館という小規模公開(「君の名は」の1/5程度)でしたが、2017年1月4日までに116館に拡大し、同日付で興行収入も10億円を突破、観客動員数も75万人を超えています。年末年始の冬休みシーズンを終えて同作の上映館はさらに拡大、1月7日からは58館増えて累計で200館を超える予定だとのこと。
海外でもアメリカ、フランス、イギリス、ドイツ、メキシコ、台湾、香港、タイなど全世界18か国でも上映が決定、片渕監督を上映国に送り出そうというクラウドファンディングが公開直後に行われましたが、こちらも11時間で目標額の1080万円に到達していました。
また、本作によって片渕監督は日本映画監督賞も選ばれており、アニメ作品での監督賞受賞は初の快挙。制作開始の段階から異例尽くめの作品でしたが、遂に世界の片隅から日本映画界の中心にまで辿り着いたということができそうです。
キネマ旬報ベストテンについては、読者ベストテンが2月3日発表の予定。こちらとのダブル受賞はあり得るのでしょうか?
2016年 第90回キネマ旬報ベスト・テン|KINENOTE

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キングコング西野の絵本Web無料公開と「お金の奴隷解放宣言。」は、どこがまずいのか

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芸人のキングコング西野が執筆した絵本をWebで無料公開して物議を醸しています。どこがどう問題なのでしょうか?

半額、格安、無料、日本人なら思わず振り返ってしまう魔法のワードです。ですが、それは喜んでばかりいられる話ではありません。
今回、絵本作家としても活動する漫才コンビ「キングコング」の西野亮廣さんが2016年10月に発売された自らの絵本「えんとつ町のプペル」をWebで全ページ無料公開することを自らのブログで宣言し、物議を醸しています。

キングコング 西野 公式ブログ – お金の奴隷解放宣言。 – Powered by LINE
「えんとつ町のプペル」の発行部数はこの3ヶ月で23万部という絵本としては異例の大ヒットとなっており、現時点のamazon絵本ランキングの堂々たる1位でもあります。
本人は「マグレ当たり」としていますが、総勢33名のイラストレーターと世界初とされる分業制で4年半の期間をかけて作り上げたのがこの「えんとつ町のプペル」。内容については無料公開された全編を各自読んで判断いただけばよいのでここでは触れませんが、それぞれの絵のクオリティは素晴らしいものになっています。
西野さんはこの「えんとつ町のプペル」を作るにあたり、制作費をクラウドファンディングサイトWESYMで募集していました。そこで集まったお金は目標の600万円を大きく超える1000万円(サイトでは「シード」となっています。1シード=1円)。
【世界初】キングコング西野が、常識破りの手法で絵本『えんとつ町のプペル』を作る – クラウドファンディング WESYM
また、「えんとつ町のプペル」の完成に伴った個展「えんとつ町のプペル展」を「チビッ子がフラッと入ってこれる空間にしたい」として入場無料で開催するために再びクラウドファンディングを使い、こちらはCampfireで6257人から4637万円を集めています。
キングコング西野の個展『えんとつ町のプペル展』を入場無料で開催したい! – CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
時期が違うとはいえ「この世界の片隅に」のクラウドファンディングが3374人から3912万円を集めて当時の日本記録を達成したことを考えると、これは非常に大きな反響です。
西野さんはブログで自らを「子供には異常に優しい」と言うように、今回の無料公開も小学生からの「2000円は高い。自分で買えない」という意見を反映したものでした。
絵本であれそれ以外の作品であれ、制作に多くの人が関わり、出版社(幻冬舎)が絡んで金銭の授受が発生する作品の無料公開自体アリなのかという部分に関しては、販売戦略としてはアリということになります。
例えば音楽の世界ではアーティストがフリーライブを行うこともあれば、楽曲を無料ダウンロードさせてくれることもあります。それはアーティスト側からの利益の還元やサービスでもあり、プロモーションとしても機能するもの。入口として触れてもらったり、ファンへの感謝の表現など目的は多様です。
もちろんそうした無償化が本人を含めて関わった人々の人件費を削って行われるものであればそれは問題となりますが、今回のケースでは「制作スタッフには最初の段階ですでに給料が支払われています」とのことで、西野さんと幻冬舎が合意している以上(西野さんの独断はあり得ません)戦略として文句を付ける筋合いの話でもありません。
Webで無料公開されている作品をお金を払って買う人がいるのかという疑問もあるかも知れませんが、これは確実に存在します。例えば竹熊健太郎さんが責任編集を努める無料オンライン・コミック・マガジン「電脳マヴォ」ではネットで大きな話題となった「良い祖母と孫の話」や「同人王」などの作品を紙媒体で出版している他、多くの作品群を有料の電子書籍化しています。
では、何がまずいのか。これは絵本Web無料公開というよりは、西野さんのブログの内容ということになってきます。以前から西野さんは話題となったブログポスト「反撃ですよ。」のような挑発的な文章を書いてきましたが、今回は「お金の奴隷解放宣言。」と大きく出ます。
その中で上述の小学生の意見に対してこのように綴ります。
《自分は『えんとつ町のプペル』を子供にも届けたいのに、たった「お金」という理由で、受けとりたくても受けとれない子がいる。》
双方が求めているのに、『お金』なんかに「ちょっと待った!」をかけられているのです。
お金を持っている人は見ることができて、
お金を持っていない人は見ることができない。
「なんで、人間が幸せになる為に発明した『お金』に、支配され、格差が生まれてんの?」
と思いました。
そして、『お金』にペースを握られていることが当たり前になっていることに猛烈な気持ち悪さを覚えました。
「お金が無い人には見せませーん」ってナンダ?
糞ダセー。
キングコング 西野 公式ブログ – お金の奴隷解放宣言。 – Powered by LINE
お金に支配されて格差が生まれることが良いとは言えませんが、それにしても「お金が無い人には見せませーん」ということに対して「糞ダセー」です。ここで何を見せないかというと、それは絵本はもちろん、映画や漫画や雑誌や書籍や絵画などの作品ということになります。
以前から日本には、モノではない技術や技能、才能やセンス、またそれらの結晶である作品に対してお金を惜しむという極めて悪しき風習があります。例えばBUZZAP!では以前クールジャパンの担い手である若手のアニメ制作者らが極めて劣悪な環境と少なすぎる賃金で働かされていることを伝えました。
また、文章のジャンルではクラウドソーシングで数百円という異常に安すぎる対価で素人ライターによって粗製濫造された文章が氾濫し、著作権侵害や画像盗用などでDeNAの医療系サイト「WELQ」を始め多くのサイトが閉鎖に追い込まれました。西野さんが疑問視する
お金を持っている人は見ることができて、
お金を持っていない人は見ることができない。
という理由は、作品の制作には必然的にコストが掛かり、見合った報酬がなければクリエイターは生活していけないからです。そしてクリエイターの才能やセンスは自ら時間とコストを掛けて技術や技能として洗練させたもので、どこかの泉から無限に湧き出してくるようなものではありません。
「お金が無い人には見せませーん」を「糞ダセー」と一刀両断するのは、クリエイターに然るべき対価を支払うべきだという当たり前の理屈を叩き壊そうとすることで、日本に蔓延するクリエイターへの支払いを惜しむという風潮を後押しします。
既に劣悪な状況で苦しんでいるクリエイターが大勢いる以上、この無料公開を美談として拡散し、この風潮をさらに推し進めるのであれば、日本から多くのクリエイターが「淘汰」されて行くことに繋がるでしょう。それはブログポストの最後に
…てなワケで俺は無料にするけど、その代わり他のクリエイターに「西野はタダにしたんだからおまえもしろ」なんて絶対言っちゃダメよ。
と但し書きをしたからといって抑止できるようなものではありません。
稼げないやつは淘汰されて当然なのかといえばそれは非常に危険で、裾野が狭くなれば大きな才能が伸びる可能性も減りますし、経済的な理由から豊かな才能を持っていてもクリエイターの道に進む選択を諦めざるを得ない人も増えます。そうなればジャンルやシーンが土台から崩壊することも十分にあり得るのです。
西野さんは芸人としても活動して圧倒的な知名度を誇り、これまでも数々の絵本を出版してきています。実験的で意欲的な試みにも多くのファンがクラウドファンディングという形で手を貸してきました。自分の力でそこまで登っていったことは疑う余地もありませんが、これは名実ともに成功者だからこそできる技です。
西野さんの言う「恩で回す世界」という発想が悪いとは思いませんが「その瞬間は1円にもならなくても、後から何とでもなると思っていますし、なんとかします」というのはその瞬間を生きるのに困らない、余裕ある人の態度であることは間違いありません。
であればまずは目指すべきは、クリエイターが「その瞬間は1円にもならなくても、後から何とでもなる」ような世界ですし、そのためにはまず現在の日本のクリエイターの不遇な状況の改善から始めなくてはなりません。
ですから、絵から紙の質にまでこだわった「えんとつ町のプペル」が2000円というのは決して割高な値段設定ではありませんし、その対価を要求することはクリエイターにとって大きなプラスとなります。そのように全てのクリエイターがスキルに見合った対価を得ることで彼ら彼女らは生活を安定させ、さらに質の良い仕事ができるようになってゆきます。
そしてクリエイティブな仕事は単に上下の勝ち負けという話だけで測れるものではありません。より広い裾野を持ち、より多くの可能性が内包されることでその社会のクリエイティビティはさらに豊かなものとなってゆくはずです。
では西野さんはどうすべきだったのか?既にネット上でも言われていることですが、全国の図書館に寄贈すればお金のない子供でも、またネット環境の整っていない子供でも自由に無料で閲覧することができたのではないでしょうか。
図書館に行けば「えんとつ町のプペル」に限らず、たくさんの素晴らしい絵本や児童文学に出会うこともできます。そして多くの子供が図書館という場所に出会うきっかけを作れるのだとしたら、それは非常に多くの「恩を送る」ことにもなる気がするのですが…?
※なお、こうした挑発的なブログでの物言いも西野さんと幻冬舎による知名度アップを狙った炎上商法という見方もありますが、そうなると「お金の奴隷解放宣言」があまりにも壮大なギャグとなってしまい、いくらなんでもあんまりなので当サイトではその見方は採用していません。

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ダースベイダーとバズ・ライトイヤーが死闘を繰り広げる「実写」ファンムービーがすごい

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シスの暗黒卿にスペースレンジャーが挑むファンムービーの登場です。詳細は以下から。

違う映画やマンガ、アニメのキャラクターが戦ったら?子供はもちろん大人でもそんな想像をしてしまうことはあるはず。実際「アベンジャーズ」や「スーサイド・スクワッド」のようなクロスオーバー作品も大きな人気を博しています。
ロサンゼルスの映像作家、 Nukazookaさんは「スターウォーズ」シリーズの代表的なシスの暗黒卿であるダースベイダーと、「トイ・ストーリー」の主人公のひとり、バズ・ライトイヤーがそれぞれの持ち技を全力で繰り出しまくる「実写」のファンムービーを作成。
ダースベイダーのコスチュームは既に世界中で市販もされていますが、バズ・ライトイヤーの実写でのキャラクターの造形も極めて秀逸。
ダースベイダーのライトセーバーやフォースを使った(ファンには映画でおなじみの)攻撃の数々、そしてバズ・ライトイヤーのレーザーやウイングでの飛行なども極めてハイクオリティに再現。某キメ台詞がでてきたり、終盤ではあのキャラも登場するなど次回作も予感させる作りとなっています。
動画は以下から。
Darth Vader VS Buzz Lightyear – YouTube

これは日本でやるなら「ONE PIECE」のルフィもしくは「NARUTO」のうずまきナルト対「帝都物語」の加藤保憲辺りになるのでしょうか。かなり面白いことになりそうです。
Buzz Lightyear and Darth Vader Face Off in an Epic Real Life Battle

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怖えよ…!世界的名画の目元をプリントしたアイマスクが恐ろし過ぎて添い寝できないレベル

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世界的名画だけに目力もハンパなものではありませんでした。詳細は以下から。

周りが明るいと眠れない、カーテンの隙間から漏れる街灯の光や電子機器の小さなLEDも鬱陶しい。そんな人に欠かせないのがアイマスク。自分の部屋はなんとかできても、出先のホテルや飛行機などでは完全な真っ暗闇を確保するのは難しく、重宝している人も多いのではないでしょうか?
最近では材質な形状の進化に加えて可愛らしい柄のアイマスクも登場していますが、あまり凝りすぎると大変かも知れません。
アムステルダム国立美術館は自らの所蔵作品の高画質データを無料で配布し、そこからインスパイアされた作品を募集する「International Rijksstudio Award 2017」を開催。
ベラルーシのデザイナー、Lesha Limonovさんはこのアムステルダム国立美術館に所蔵されている名画の目元をアイマスクにした作品を発表。

使われている作品はレンブラント「夜警」、ゴッホ「自画像」、フランス・ハルス「陽気な酒飲み」、ヨハネス・コルネリス・フェルスプロンク「青い服を着た少女」など6種類です。

なかなか洒落が効いていて面白い…と思うかも知れませんが、実際に装着してみるとこんなことになってしまいます。「進撃の巨人」の巨人を思わせる奇妙なバランスがどうにも不気味です。

このアイマスクを付けて寝ているとこんな感じ。眠っているのにカッと見開かれた目がさらに不気味です。大好きなあの人との添い寝ですら躊躇ってしまうレベル。付けている本人は当然気になりませんが、周囲からすると落ち着きません。飛行機の隣の座席で知らない人がこれを付けて眠り始めたらずいぶん居心地の悪い思いをしそうです。

このインパクトにむしろ欲しいと思う方もいそうですが、残念ながらこれは現時点ではひとつの応募作品であり、市販はされていません。賞を取ればあるいは…とは思われますが、アムステルダム国立美術館は勇気ある決断をするのでしょうか?
Sleeping with the eyes of a famous masterpiece _ Ufunk.net

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「(ソイ)ソースと共にあらんことを…」スターウォーズのあのキャラクターたちが浮かび上がる醤油皿

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スターウォーズと醤油が出会ってしまいました。詳細は以下から。

実はスターウォーズと日本の繋がりが深いことは有名です。黒澤明の大ファンだったジョージ・ルーカスがオビ=ワン役を最初は三船敏郎にオファーしたこと、ジェダイの服装や掟などが柔道や武士道の影響を受けていること、ダースベイダーの仮面が日本の兜から着想を得ていることなど、細かいところを挙げれば数えきれません。
そんな日本を代表する調味料の醤油がスターウォーズと出会ってしまいました。日本のデザイン会社Rowen Designは、醤油を注ぐとスターウォーズの有名キャラクターが浮き出てくる醤油皿を作成してしまいました。

そのキャラクターはC-3PO、R2-D2、ダースベイダー、ストームトゥルーパーの4種類。有田焼の職人が丁寧に焼き上げ、桐箱に入れられています。

お値段は税別11380円と、コレクターにとっては思わず手が出てしまうライン。公式サイトから購入可能です。
STAR WARS™ SOY SAUCE DISH – ROWEN JAPAN
並々と醤油を注いで食べているうちに浮かび上がってくるのを楽しむのが正しい鑑賞法になるでしょうか?お寿司をぽろぽろこぼすとダースベイダーのほっぺたにご飯粒が…というようなレアなシチュエーションに萌えることもできてしまいそうです。


なお、スターウォーズと醤油といえば、R2-D2の醤油入れも有名。合わせてフォースの息吹を感じてはいかがでしょうか?
Star Wars Soy Sauce Dishes

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仁瓶勉の伝説的SF漫画「BLAME!(ブラム)」の劇場アニメ版トレイラーが公開、完全新作ストーリーにて

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あの伝説のハードコアSF漫画「BLAME!」が遂に劇場アニメになります。詳細は以下から。

「シドニアの騎士」で知られる漫画家仁瓶勉のデビュー作としてファンからは伝説的な評価を受ける「BLAME!(ブラム)」。限りなく続く都市構造体の中を探索者霧亥(キリイ)がネット端末遺伝子を探して放浪するというこの上なくハードコアな設定や、珪素生物、重力子放射線射出装置、統治局、東亜重工などのサイバーパンクを超越した世界観が世界中で支持されています。
月刊アフタヌーンでの連載開始から20年、遂に劇場アニメ作品としての公開が決定し、本予告の第一弾となるトレイラームービーが公開されました。
劇場アニメ『BLAME!(ブラム)』本予告① BLAME! The Movie Trailer① – YouTube

監督は「シドニアの騎士」「亜人」の瀬下寛之。アニメーション制作は「シドニアの騎士」に加えて海外で「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」や「トランスフォーマー プライム」を手がけたポリゴン・ピクチュアズ。
また、原作の弐瓶勉がシナリオやキャラクターデザインをはじめとした、クリエイティブディレクションの中核を担い、総監修まで努めた完全新作ストーリーとしての公開となります。
キャストとして名前が挙がっているのが霧亥、シボに加えてづる、おやっさん、捨造ということで、東亜重工編と何らかの関わりがあるのは間違いなさそう。加えてタエ、フサタ、アツジという(おそらく人間の)オリジナルキャラクターも登場します。しかし宿敵サナカンや珪素生物イヴィ、メイヴ、そして東亜重工のメンサーブ、セウらの名前はありません。
今回はまだ出現しないだけで続編があるのかなどは現時点では不明。公開は2017年5月20日からなんと2週間限定とされています。

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【祝報】「この世界の片隅に」の片渕須直監督に芸術選奨文部科学大臣賞、「日本映画史に残る傑作」と激賞

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「この世界の片隅に」が日本映画史に残る傑作であるとの正当な評価を獲得し、片渕須直監督が芸術選奨文部科学大臣賞を授賞しました。詳細は以下から。

2016年11月12日に公開され、鑑賞者らの口コミによって異例の大ヒット作となったアニメーション映画「この世界の片隅に」の片渕須直監督が芸術選奨文部科学大臣賞に選出されました。
「この世界の片隅に」は当初は全国併せても63館という小規模公開でしたが、上映館は300館を超えて興行収入も23億円、180万人以上が鑑賞、3月に入っても全国で上映が続くという全てが異例尽くしの作品です。
なお、本作はこれまでに「第31回高崎映画祭 ホリゾント賞」「広島国際映画祭2016 ヒロシマ平和映画賞」「第38回ヨコハマ映画祭 2016年日本映画ベストテン第1位・作品賞」「おおさかシネマフェスティバル2017 日本映画/作品賞ベストテン 第1位」「第26回東京スポーツ映画大賞 作品賞」「第59回ブルーリボン賞 監督賞」「第71回毎日映画コンクール 日本映画優秀賞・アニメーション部門 大藤信郎賞」「2016年 第90回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画ベスト・テン第1位・日本映画監督賞・読者選出 日本映画ベスト・テン 第1位・読者選出 日本映画監督賞」「第40回日本アカデミー賞 優秀アニメーション作品賞」など数々の輝かしい賞を受賞しています。
この「この世界の片隅に」の片渕須直監督が平成28年度(第67回)芸術選奨文部科学大臣賞の映画部門で「シン・ゴジラ」の庵野秀明監督と共に文部科学大臣賞を受賞しました。
受賞理由としては以下のように述べられています。
一般から出資を募り,数年越しに制作された「この世界の片隅に」は興行・批評の両面で大きな成果を上げ,広く話題にもなった。戦中に広島から呉に嫁ぐ「すず」を主人公とする,こうの史代(ふみよ)の原作漫画の素材を生かしてアニメーションに翻案した片渕須直氏は,緻密な映像・音響設計で映画ならではの深い感動を観客に体験させる。すずや家族の慎ましい生活の細部,そして,時間的,空間的な距離感がリアルに迫る。戦争を知らない世代が戦争の恐怖とともに,世界の片隅にある何気ない日常の大切さ,そして希望までを観(み)る者に静かに感じさせる。
(平成28年度(第67回)芸術選奨 文部科学大臣賞 贈賞理由より引用)
また、同資料内の「平成28年度(第67回)芸術選奨 選考経過」の中では片渕監督とについて
綿密な取材と丁寧な作画で日本映画史に残る傑作を生み出した
と激賞しています。まだまだ上映中の作品について「日本映画史に残る傑作」という極めて高い評価が為されていることは驚きではありますが、複数回鑑賞しているようなファンにとっては自らの評価と完全に一致した、然るべき評価が然るべく下されたという印象になりそうです。
京都では5月5日までの上映が決まっている映画館もありますが、すずさんの物語がクライマックスを迎える8月15日まで上映して欲しいという声もあり、今後もロングランが続くことになりそうです。

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関西弁バージョンだけじゃない、経産省の作った「大阪万博展開事例集」のカルト臭がひどい

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ばんぱくばんざい。ばんぱくばんざい。じんるいのしんぽとちょうわ。詳細は以下から。

東京オリンピックが「AKIRA」なら万博は「20世紀少年」というクールジャパン戦略なのでしょうか?経産省が2025年に大阪で誘致を目論む万博のプランが先日の「関西弁バージョン」のみならず、惨憺たるものとなっています。私たちの税金を使って何を遊んでいるのでしょうか?
先日もBUZZAP!では経産省のクールジャパン促進パンフ「世界が驚くニッポン!」の圧倒的な電波っぷりを徹底的にこき下ろしたばかりですが、万博誘致に関しても酷いことになっています。昨日炎上した関西弁バージョンだけかと思いきや、あれすらもが序章に過ぎませんでした。
経産省作成のクールジャパン促進パンフ「世界が驚くニッポン!」が電波を発信しすぎて全然クールじゃない | BUZZAP!(バザップ!)
◆関西人激怒の「関西弁バージョン」
2025年国際博覧会(万博)大阪誘致のため、経産省は「2025年国際博覧会検討会 報告書(案)~関西弁バージョン(試作品)~」(現在は削除済み:魚拓)なるものを作成。そこでは万博をに「人類共通のゴチャゴチャを解決する方法」とし、具体例として「例えばやな、精神疾患」と記載(魚拓時点で既に削除済み)していることが判明しました。
大阪府幹部はこれに「関西人をばかにした上に人権侵害だ。悪ふざけにも程がある」と激おこ。関西人は当然ながら、他地域出身者から見てもこの上なく気分の悪い文体であり「こんな言い方せーへんとか、細かいこと言わんといてな。とにかく大目にみてくれると助かるわ」という冒頭の注意書きがますますイラッとさせます。
しかも「世界にとって、日本や関西・大阪で万博を開催すると何がええか」という欄では「未来社会を考える上で鍵になる要素が揃いぶみしとる」とドヤ顔ですが、これも唖然とするほどの噴飯物です。それぞれ(標準語で)ツッコミながら見ていきましょう。
a)世界トップレベルの科学・技術力をもっとる。ドンパチやるためやのうて、平和目的でのみ開発してそれらをつことる。
→軍事研究に対する防衛省の安全保障技術研究推進制度の新年度予算が急増。経団連も武器輸出に積極的。
経団連「武器輸出を国家戦略に」と提言、「戦争法案」の成立を前提に | BUZZAP!(バザップ!)
b)周囲のことをめっちゃ考える心を持っとる。(例:ブラジル W 杯でのゴミ拾い、震災時のボランティアや助け合い)
→透析患者、生活保護受給者、妊婦、ベビーカーなど弱者やマイノリティへの苛烈な「叩き」行為は日常茶飯事。教育・医療・介護など社会保障政策の縮小・廃止も相次いでいます。
全額自己負担で費用10倍に、介護保険の福祉用具レンタルの切り捨て方針に「むしろ社会保障費増大に繋がる」と大きな批判 | BUZZAP!(バザップ!)
それは本当に「公平」?小泉進次郎ら自民党若手議員が「世代間格差是正」の全世代型の社会保障制度を提言 | BUZZAP!(バザップ!)
c)めっちゃ短い期間でどれくらい儲かったかという考え方だけやなく、長ーーい目で見てどれくらい儲かったかを考えられる「商人(あきんど)の精神が」根付いとる。
→シャープ:鴻海傘下に。東芝:原発子会社のせいで上場廃止の危機。長期的ヴィジョン?
シャープ、正式にFoxconn(鴻海)傘下に | BUZZAP!(バザップ!)
d)GDP 世界第 3 位の資本主義経済の国やのに、中間層がミナミのタコ焼きのタコぐらいブ厚く、制度面で資本主義経済の弱みである格差を是正しとる。
→経産省からは日本の格差問題も貧困問題も見えていないのでしょうか?鋼のハリセンでドツキたいレベルです。
「賃金の節約のため」非正規雇用がついに4割にまで増大、所得格差もくっきり | BUZZAP!(バザップ!)
東京・大阪の5%超の中小企業で給与が最低賃金を下回る、全国ぶっちぎりの2トップ | BUZZAP!(バザップ!)
結婚と出産・子育てへの最も高いハードル、いずれもやはり「経済的理由」だったと判明 | BUZZAP!(バザップ!)
e)長寿命化、高齢化のトップを爆走しとるし、予防医療や65歳以降も気張って働き続けられる環境整備の推進など、めっちゃ先端的な取組をやっとる。よその国は日本の課題や対策の成果をパクりながら対策を考えていけるっちゅうわけや。
→長寿命化のトップ爆走は既に終わっているのでデマ。少子高齢化トップは爆走していますが、介護政策はあまりにお寒いもので環境はむしろ悪化しています。65歳以上が現役でいなければならないのは年金で生活できない苦境の表れなのですが…?よその国は「成果をパクりながら」ではなく「反面教師として」対策を考えているでしょう。
日本人女性寿命、香港に抜かれ世界一から転落 | BUZZAP!(バザップ!)
全都道府県で高齢者が子供より多くなり、高齢者だけの世帯が全世帯の1/4を超える | BUZZAP!(バザップ!)
超高齢化社会は既に…認知症の年間行方不明者1万2208人、死者479人で3年連続最多更新 | BUZZAP!(バザップ!)
f)「一億総活躍社会」っちゅう、みんながそれぞれの能力をドカンと発揮でけて、「だいぶええわ」と生きがいを感じることができる社会を、もうすでに政策目標としとる。
→政策目標には掲げながらも実態が伴わないことは既に数え切れない程指摘されています。「保育園落ちた日本死ね!!!」ブログで「どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか。」とされた待機児童問題は#保育園落ちた2017のハッシュタグを見れば分かるように今も解決されていません。そして日本人に本当に必要なのは「生きがい搾取」でも「やりがい搾取」でもなく正当な賃金と待遇、雇用形態でしょう。
「保育園落ちた日本死ね!!!」からの塩崎厚労相への署名27000筆提出に見る「政治利用」の大切さ | BUZZAP!(バザップ!)
g)自然災害を「よっこらせ」と乗り越え、災害に強いインフラをこしらえ、危機対応訓練をめちゃくちゃやっとる。そして自然災害にキャン言わされても、自然を「敵や!」と言うんやなく、畏敬の念を持ちながら、一緒に仲ようやっていく社会を目指しとる。
→原発に免震棟を作らないことが「災害に強いインフラ」という認識は驚く他ありません。日本は6年前に福島第一原発事故という人類史上最悪クラスの大災害を起こしたにも関わらず、です。
東北電力「うちの原発に免震棟作のやめるわ、川内原発も作るのやめてOKだったし」 | BUZZAP!(バザップ!)
経産省は別の世界線で別の日本でも見ているのでしょうか?嘘とごまかしで塗り固めた現在からどんな未来社会が見えるというのでしょうか?間違いなくそれは嘘とごまかしで塗り固めた「代替的な未来」でしかないでしょう。
ここまででも脱力ものですが、本当の恐怖はこれからなのでした。
「ゴチャゴチャ解決の場」 経産省の関西弁万博報告書 – 共同通信 47NEWS
万博を「ゴチャゴチャ解決の場」 経産省の関西弁資料に猛批判、大阪府幹部「バカにしている。人権侵害だ」 – 産経WEST
◆カルト臭に満ち溢れ、生と死を弄ぶ万博の「展開事例集」がおぞましい
大阪万博の新たなテーマが「いのち輝く未来社会のデザイン」になったことが報じられましたが、そのニュースで紹介されたのが万博婚。これは「2025年国際博覧会検討会 報告書(案)」(魚拓)末尾の「2025年国際博覧会の展開事例集」の筆頭に挙げられているもの。経産省の公式サイトから閲覧可能です。
大阪万博 新たなテーマ公表|MBS 関西のニュース
2025年国際博覧会検討会(第3回)‐配布資料(METI_経済産業省)
その万博婚の説明は「数千万人が来場する万博で、遺伝子データを活用したマッチングなど、新しい出会いを応援する」という、この上なくピュアなディストピアなもの。遺伝子データというのは機微なプライバシーの中でも最も機微なもの。それを数千万人が来場する万博という場で婚活のマッチングのために使うというのですから、そのプライバシーへの無頓着さに呆れかえる他ありません。
これは完全に優生学思想の現れとしか言えない発想で、倫理的に認められると考えている時点で既に万博を開催する資格はありません。それに加え、いったいどのようにして来場者の遺伝子データを取得し、それらを安全に管理・維持するのでしょうか?機微なプライバシーが漏れた場合に誰がどのようにその責任を取れるのでしょうか?
このような戯れ言が最初に排除されていない時点でおかしいのですが、それが報告書の展開事例集の筆頭に挙げられ、何の屈託もなくテレビニュースで紹介されているというのはまったくもって信じられない話です。
この他にも万博婚と同じ「ライフ」のカテゴリには極めて暗く鬱屈とした、あるいはサブカル的露悪趣味に堕したような生と死をテーマにした事例がずらずらと並びます。カルト宗教のイニシエーションを思わせるようなものも多く、それと同時に他人の生や死を「素材」として面白半分に弄ぶようなものも多く、閲覧注意です。全文は「2025年国際博覧会検討会 報告書(案)」(魚拓)の46ページ目から。
・辞世の書
来場者は自身の半生を振り返り、電子ペーパー上に「辞世の書」を認める(したためる)ことができる。
・In the Coffin Black
来場者自ら棺の暗黒へと一人入り込むことで、身を以て「死」を体感する。
・“Memento Mori”~死を記憶せよ~
万博内に建てられた「天国の塔」からバンジージャンプすることで、人間が潜在的に有する「死」へのアラートを呼び起こし、「生」への強い志向性を惹起するというエンターテイメント型パビリオンである。
・世界葬儀社
世界の葬儀体験とともに、自分が参列者、見送られる側、喪主(ホスト)を体感できる空間を作る。
・私だけがいない世界
ーごく普通の生活を送る主人公の「私」は、スクリーン上で突如、死んでしまう。「私」は死の直後からゆっくりと「天国の塔」を昇天してゆく。そこで見た「私だけがいない世界」は、「私」がいなくなった後も変わらず回り続けており、「私」はただただ呆然とそれを見つめることしかできないのであった。と、その瞬間視界が暗転し、高さ100mからフリーフォール。
上記の展開事例は死の体験を通して生を見つめるという、宗教的なイニシエーションの形式をまるごと取り入れたもの。カルト宗教でのイニシエーションにおいては死と再生を体験させることで信仰に取り込むという方法論が駆使されていることはオウム真理教を例に挙げるまでもありません。
万博に来場するのは極めて多様な宗教的バックグラウンドを持つ世界中の人々です。彼ら彼女らの中には確立した宗教観や信仰を携えている人も多く、遺伝子データに勝るとも劣らないほど機微なプライバシーに属するもの。
そうした万博でこのように軽薄に生や死を扱うのは極めて不適切。タブーに挑戦しているつもりなのかもしれませんが、どこまでも薄っぺらい思いつきに過ぎず、お遊びを超えるものではありません。
そもそも奈良、京都、伊勢など日本の宗教観、死生観に大きな影響を与えてきた歴史への言及もリスペクトもまったく見受けられず、万博で生と死を語るにしては片手落ちと言う他ありません。
・執行の日
5人ずつ通された部屋のモニターには静かに動画が再生される。重大な罪を犯した死刑囚の半生がそこでは描かれる。動画が終わった後、通された五人は、各々で一つずつ設置されたボタンのそばにたつ。合図とともにボタンを押すと「ガコン」と音がなり事は終わる。
・覚悟の手紙
「父ハスガタコソミエザルモイツデモオマエタチヲ見テイル」これは神風特攻隊で無くなった中尉が幼い子供へ送った手紙である。第二次世界大戦時、日本にはまさに“決死” の覚悟で亡くなっていく人たちがいた。彼らは戦争の最中、避けられない死を前に、誰に何を伝えたのか。彼らが残した最後の手記、家族への手紙を展示する。
・後悔先にたつ
人は死を目前にした時、どんな後悔を口にするのだろう。終末期患者への事前調査にて人生への後悔をまとめ、成し遂げたかった思いを、ドキュメンタリー映画として撮影する。
・赤ちゃんエキスポスト
生まれてきたかけがえのない命を守るため、全国から育てられない子供を一挙に引き取る「赤ちゃんエキスポスト」を設立。子供を育ててくれる関西の里親を募集。
こちらの展開事例は他人の生や死を弄んでいるという意味で、さらに酷いもの。死刑囚、神風特攻隊、終末期患者、捨てられた赤ちゃんの人生や歴史、記憶が来場者の「体験」のダシにされるという極めて身勝手なものが並んでいます。
経産省の住田孝之氏によると「学生の皆さん方にもご協力をいただいて、幅広い方と意見交換をさせていただいた」とのことで、若者の発案とされていますが、報告書に記載されてテレビでも紹介されるということは、これらに対して経産省が問題意識を持っていないということ。
いったい経産省は万博を何だと思っているのでしょうか?日本の恥を世界に晒したいのでしょうか?クールジャパン促進パンフ「世界が驚くニッポン!」を見るに、経産省が極めて狭い内輪ノリに毒されていることが容易に想像できますが、そんなものが海外でも通用すると思っているなら大きな間違いです。

【関西弁バージョンだけじゃない、経産省の作った「大阪万博展開事例集」のカルト臭がひどい】を全て見る

ダリとディズニーが1945年に作り58年を経て公開された短編アニメーション作品「Destino」

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希有な才能が出会い、長い時を掛けて作り上げられたのは「時間」にまつわる美しい作品でした。詳細は以下から。

スペインのシュールレアリスム画家として今も世界中で愛されるサルバドール・ダリ。そして説明の必要もないディズニーランドの創始者ウォルト・ディズニー。このふたつのビッグネームがタッグを組んで作り上げたアニメーション作品が存在しています。
時は1945年。ダリはディズニースタジオで名作「ファンタジア」に携わったジョン・ヘンチと共に8ヶ月に渡って「Destino」の制作を行いました。これはギリシャ神話の時の神クロノスと人間の女性ダリアの間の決して報われることのない悲恋を描いた6分間のショートムービーです。
美しい女性ダリアがダリの作品を思わせるシュールなオブジェに満ちた空間で踊り、クロノスとの出会いと求め合いながらも辿り着かない運命(Destinoはスペイン語で運命)が描かれていきます。
第二次世界大戦による痛手のためにディズニーはこの作品を公開することができず、長年お蔵入りとなっていました。しかしウォルトの甥であるロイ・E・ディズニーが2000年に「ファンタジア」の続編の「ファンタジア2000」を作成する際に同作を発掘。
その後パリのディズニースタジオがこの作品を完成にこぎ着けて2003年に公開されることとなりました。基本的には元々のアニメーションを重視していますが、一部にはコンピューターグラフィックスも用いられているということです。動画は以下から。
Walt Disney’s & Salvador Dali – Destino 2003 (HD 1080p) – YouTube

ダリとディズニー、どちらの息吹もしっかりと感じられる極めて美しい作品となっています。58年の歳月を経て世に送り出された時の神の物語、じっくり楽しんでみてください。
Destino, A Gorgeously Surreal Collaborative Animation Between Salvador Dali and Walt Disney

【ダリとディズニーが1945年に作り58年を経て公開された短編アニメーション作品「Destino」】を全て見る

70年代に花開いたウッドストックの精神、イタリアのミラノで開かれた「Proletariat Youth Festival」の貴重な写真

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1969年にウッドストックフェスティバルとして花開いたムーブメントはヨーロッパにも飛び火し、現代へと続く火種となりました。詳細は以下から。

1969年。人類が月に到達し、アメリカ合衆国のウッドストックでは歴史に残るフェスティバルが開催された記念すべき年です。70年代に入り、ヒッピームーブメントは徐々に下火になっていくように見えますが、その火は消えることなく、ヨーロッパにも到達していました。
イタリアの知識人とアーティストたちが1970年に設立したカウンターカルチャー誌「Re Nudo(裸の王様)」は1971年から1976年にかけ、下層階級の若者たちに向けて「let us make free time become time for freedom(自由な時間を作れ、それは自由のための時間となる)」をスローガンにProletariat Youth Festivalを開催しました。
後半4回はミラノのランブロ公園で毎年数日間にわたって開催され、パフォーマー、フェミニスト、コミューンの住人、ヒッピー、左翼過激派、その他多くの変人たちを惹き付けました。最後の開催となった1976年には40万人以上がこのフェスティバルを訪れたとされています。
当時まだ若く失職中だった写真家Dino Fracchiaさんはこの時ミラノに住んでおり、75年と76年のフェスティバルの写真を撮影していました。あの頃の彼らはどのようにしてフェスティバルを味わっていたのでしょうか?




























vintage everyday_ The Hippie and Rock Movement in Milan during the 1970s_ 28 Astonishing Photographs Document the “Proletariat Youth Festival” in 1975-76

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京都の春を彩る「二条城桜まつり2017」がNAKEDとコラボ、大阪芸術大学アートサイエンス学科の課外授業も

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毎年二条城の春を彩る桜まつりがいよいよ開催されます。今年はプロジェクションマッピングの国内第一人者であるNAKEDの村松亮太郎さんが手がけ、イベント開始に先駆けて今春開設される大阪芸術大学アートサイエンス学科の「課外授業」も行われました。現場の様子をお届けします。

誰もが知る京都の世界遺産のひとつ、二条城。桜の名所として国内外から多くの観光客が訪れるこの時期に開催されているのが二条城桜まつりです。
今年は大政奉還150周年を迎える記念すべき年でもあり、「二条城桜まつり2017 -桜の宴- Directed by NAKED」として、プロジェクションマッピングの国内第一人者である村松亮太郎さんの率いるクリエイティブカンパニーのNAKEDがアート演出・制作を手がけます。
開催は本日3月24日(金)から4月16日(日)まで。ライトアップとプロジェクションマッピングが行われるのは18時から21時までとなっており、この際の入場料は大人400円、子供200円とされています。
村松亮太郎さんは今春開設される大阪芸術大学アートサイエンス学科の客員教授でもあり、イベントを控えた3月23日には内覧会と共に入学予定者と高校生の希望者らを招いた体験型特別授業も実施されました。現場の様子をお届けします。
ご存じのように、二条城は広大な敷地を持つ城であり、ひとつの建物に照明を当てたりプロジェクションマッピングを行うのとは訳が違います。そのため、来場者は敷地内を歩きながら咲き誇る桜とヴィジュアルを楽しんでゆくという楽しみ方になります。
今年の二条城桜まつりのテーマは標題にもある「桜の宴」です。能の演目に多く存在する、京都の桜を舞台にした桜の精霊の物語となっています。村松亮太郎さんは今回手がけるにあたり、ストーリー性や意味性を重視したと説明します。

単なるライトアップや型どおりのプロジェクションマッピングは既にどこででも行われていますが、大きな敷地を移動しながら花見を楽しむウォークスルーの形式になることから、より動的な作りで現代の夜の花見を演出したとのこと。
ライトアップされた東大手門を抜けた来場者の目を釘付けにするのは重要文化財建造物の二の丸御殿唐門(夜間は閉門された状態)です。唐門に元々描かれている龍や鶴に桜の精霊が姿を変え、見事な桜を咲き誇らせながら来場者をこの世界へといざないます。


日が落ちるとこんなことに。



重要文化財である唐門自体をいじることはもちろんできませんから、材質や色彩、形状などを考えながらプログラムを組んでいく難しさなどを村松亮太郎さんは高校生らに説明していました。
二条城桜まつり2017 -桜の宴- Directed by NAKED 唐門 – YouTube

そこから行燈で照らされた南門付近を歩いて二条城の桜の名所のひとつ、桜の園に向かいます。桜の園ではプロジェクションマッピングは行われず、ありのままの桜の美しさを楽しんでもらうためにライティングのみが施されています。この辺りの緩急もストーリー性や意味性の演出のひとつと言えるでしょう。


さらにお堀の脇を通り、香雲亭へと向かいます。ここでは能楽師粟谷明生さんの協力で撮影された本物の舞をCG化してプロジェクションマッピングを行っています。香雲亭とその前の池や隣の桜の木を借景とし、池への映り込みや本物の桜と共に全体としての映像演出が行われています。


この辺りの抑制と表現手法は従来のプロジェクションマッピングのイメージを大きく変えるものとなりそうです。また、音楽は幽玄な雰囲気のアンビエントミュージックが採用されています。能の音を使わない理由を高校生に尋ねられた村松亮太郎さんが著作権の問題という、プロフェッショナルが作品を作る際のリアルな側面に言及していたのも印象的でした。

そこから多くの桜が咲き誇るクライマックスの清流園へとコースは続きます。桜の精霊たちによる桜の宴が繰り広げられるのがここです。
ここではトンネル状の桜の木々の下を歩いて行きますが、照明による演出とプロジェクションマッピングが組み合わされています。桜の咲き具合に影響されにくい木の幹や地面などへのマッピングの演出は、実際の桜の美しさを最大限にするよう計算されたもの。
まだ開花宣言の出されていない現在の京都では想像するしかありませんが、この景色が満開の桜で覆われたら…と想像するだけで心楽しいものです。

1本だけ早咲きの桜がありました。

緑の園ではお花見ならではの屋台を楽しむことができます。こちらは人間の花見の宴。弁当から焼き鳥、ラーメン、おでんに甘味まで出店があり、じっくり腰を据えて飲み食いができます。時間帯によってはステージにパフォーマーも登場するとのこと。

なお、こちらの緑の園の照明は協賛する日産の100%電気自動車「リーフ」の駆動用大容量リチウムイオンバッテリーによって全て賄われています。ここで使われている電力供給システム「LEAF to Home」は夜間電力やソーラー発電を用いてリーフに充電することでピークシフトに貢献すると共に、停電時や非常時にはバックアップ電源としても使用できるようにするシステム。リーフとこのシステムは合わせて据え置き型超巨大モバイルバッテリーとでも言えるでしょうか。

村松亮太郎さんは既存のものと新しいものを混ぜ込んで全く新しいものを作ってゆき、そこの中に新しい価値が生まれるとしています。
「何ができるのか」を考えているとアウトプットは似てきてしまう。大切なのは「何を作るのか」「何をしようとするのか」だとのこと。それがあるからこそ実現のためになんらかのツールやテクノロジーを結果的に使うことになると説明します。

実際に作品を目の当たりにし、こうした体験型特別授業を若い時に受けられるというのはなかなかにうらやましい体験です。技術を道具として新たな表現を作り上げてゆく次世代がこうした中から生まれてくるのでしょうか?
長い歴史を持ち、その中でも大きな役割を担った二条城がそうした場所として選ばれるのはこの上なくふさわしいことなのかもしれません。
詳細は以下の通りです。着物を着ていくと無料になります。
期間:3月24日(金)~4月16日(日)
時間:午後6時~午後9時(午後9時30分 閉城)
入城料:一般400円,小中高生200円
    ※ 和装の方は入城無料
京都市:二条城桜まつり2017の開催について

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「征途」「皇国の守護者」の佐藤大輔さん死去、シリーズほぼ未完に

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「皇国の守護者」などで知られる作家の佐藤大輔さんが亡くなりました。詳細は以下から。

毎日新聞社の報道によると、佐藤大輔さん(52歳)が虚血性心疾患のため亡くなったのは3月22日。代表作に「征途」「レッドサンブラッククロス」「皇国の守護者」などがありますが、未完のままとなっている作品が多く、完結したのは「征途」のみ。
なお、人気漫画家・伊藤悠のツイッターによると、なぜか5巻で台詞回しなどに不自然に手が加えられたあげく、「ウーランウーラン!任務完了です」と打ち切り同然で完結してしまったコミカライズ版「皇国の守護者」は2017年1月現在絶版ではなく、本屋で注文できるとされています。
訃報:佐藤大輔さん52歳=作家 – 毎日新聞

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「こんな所で遊んでいる暇があるのか!」民進党の「VR蓮舫」に失望と落胆の声が広がる

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「安倍政権のやってることはどうかと思うけど、代わりがいないんだよね」という有権者の声にお墨付きを与えたいのでしょうか?詳細は以下から。

いつも大事なところで想像の斜め上を行くエラーを見せつけてくれることで有名な民進党(旧民主党)ですが、今回もどこに向かって何をやっているのか全く意味不明なお遊びで野党への期待をしぼませています。
森友学園問題での籠池理事長への証人喚問で、民進党の福山議員と枝野議員の鋭い追求は多くの成果を残し、少しは民進党が頼れる野党であるという認識が復権できるかもしれないという淡い期待を抱いた野党支持者は少なくなかったはずです。
ですが毎度の例に漏れず、そうした成果を全部ドブにぶちまける最低の悪手をこのタイミングで民進党はやはり打ってしまいました。それが「ニコニコ超会議2017」のPRコンテスト「超-1グランプリ」に出品された「VR蓮舫」です。
「VR蓮舫」では参加者が専用のVRゴーグルをつけると、国会の場に立つ総理大臣として、蓮舫代表に追及される体験ができるという謎のコンテンツ。「一体こんなところで遊んでいる暇がどこにあるのか教えてください」といったような厳しい追求を受けつつ器具で心拍数を測り、平静を保てるかどうかを競うというもの。


支持者からすれば「こんな所で遊んでいる暇があるのか!」という言葉は国会でもめっきり存在感の薄い蓮舫代表に対してこそ言いたい言葉であるのは間違いないでしょう。
知名度の高い蓮舫議員を代表にしたものの、支持母体とされる連合への気遣いから「2030年原発ゼロ年」という大看板をうやむやなままに下ろしたこと、改憲反対を訴えながらも細野豪志議員ら会見肯定派を押さえることもできず党内がバラバラであることなどから求心力は一向に回復しておらず、今後のヴィジョンも見えません。
それを裏付けるように政党支持率も森友問題で大揺れの今年3月でさえ読売新聞の世論調査で7%、より高い産経新聞のものですら8.4%と低迷から抜け出せる兆候は見当たりません。
こうした中で若者ウケを狙ったかのようなVRでの下らないお遊びに精を出し、滑稽な踊りを踊って見せたところで民進党に何かプラスになるとでも考えたのでしょうか?
担当者の「まずは参加者に興味を持ってもらって、政治を知ってもらいたい」という発想が悪いとは言いませんが、知ってもらった先にあるのが脱原発も改憲反対も党としてまともに主張できない体たらくであれば、そんな興味が支持に繋がる訳はありません。若者を馬鹿にするのもいい加減にした方がいいでしょう。
繰り返しになりますが、「一体こんなところで遊んでいる暇がどこにあるのか教えてください」。
蓮舫氏の追及VRで体験…党内に冷ややかな声も _ 政治 _ 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
「VR蓮舫」とは? 蓮舫氏の追及に耐えるゲームが謎すぎる
蓮舫代表の“猛追及”を体験「VR蓮舫」、開発きっかけはユーザーの声 「民進党ブースには人がいない」 担当者に聞く – ITmedia NEWS

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「アイアンマン」のように空を飛べるジェットスーツを発明家が自作

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空を自由に飛べる新しいアイディアが実現しています。詳細は以下から。

古来「空を自由に飛びたいな」は人類の大きな夢のひとつ。飛行機やヘリコプターなど、機械を使って飛ぶことはできるようになりましたが、鳥のように身体ひとつで飛んでみたいという夢に向かって多くの挑戦が今も繰り広げられています。
そんな中、「アイアンマン」のスーツを思わせる手足にジェットエンジンを搭載し、空を飛ぶことのできるスーツが話題になっています。
発明家のRichard Browningさんは彼のチームGravity Industriesと共に2年半前からこのジェットスーツを作り上げました。このスーツは超軽量のスーツとブーツ、そして6つのケロシンを燃料とするエンジンから成り立っています。
38歳のBrowningさんは週末や夜の時間を奥さんに怒られるまでこのスーツの開発に当ててきました。当初は羽と電気モーターを使ったスーツを考案していましたが、あるときトニー・スタークの開発した「アイアンマン」のパワードスーツのような形にすればいいと直観してしまったのです。
9ヶ月前に最初のフライトテストを実施し、その際には数秒だったフライト時間も現在では12分にまで伸びてきています。最初は脚に付けられていたエンジンは背中に移動され、この2つでバランスを取って浮く事が可能。この辺りはちょっとガンダムのモビルスーツを思わせます。

Gravity_Story_Master from Gravity Industries on Vimeo.
そして両手の4つのエンジンで方向を調整できます。手を後ろに向けると前に飛ぶことができ逆に手を前に出せばブレーキになり、うまくコントロールすればホバリングもできてしまいます。

FinalFlight2 from Gravity Industries on Vimeo.
なお、このスーツの開発コストは40,000ポンド(約550万円)。現時点で時速450kmまで出すことができるとのことですが、パラシュートを持っていないため未だその実地テストは行われていません。
また、最新の成果としてはソニーの協力でヘッドアップディスプレイが搭載されるようになっており、これによって燃料の残量などをリアルタイムでモニターができるようになっています。
今後もさらに開発を続けていくとのことで、本当のアイアンマンのスーツの性能を凌ぐ日がいつかやってくるのかもしれません。

Man Builds His Own Iron-Man Hoversuit With Jet Engines Attached To His Arms – Geekologie
Iron Man Richard Browning is a real-life Tony Stark _ WIRED UK

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インドの香りがたまらない、デリー留学中の日本人女性のとある1日を描くショートムービー「あぁデリーは大変だ」

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インドの首都、デリーで生活するのはどんな日常を送るという事なのでしょうか?旅行で訪れることはあってもまだまだ日々の生活には馴染みの薄いインドを肌で感じられる素敵なショートムービーが公開されています。

かつてはビートルズらヒッピームーブメントの旗手たちが訪れたインド。藤原新也や沢木耕太郎の旅行記によって、後には猿岩石の放浪によって日本のバックパッカーたちのデスティネーションとなったインド。
そんなインドは気がつけば中国の後を追うように、巨大な経済大国への道を着実に歩み続けるようになりました。ではそんな現代のインドに生活するというのはどのようなことなのでしょうか?
もちろん12億人を超える人口とインド亜大陸と呼ばれる広大な領土を持ち、最先端の科学技術と古来の宗教が同居し、大きな貧富の差や廃止されながらも根強いカースト制度が息づくインドの生活を一言で語ることなど不可能です。
このショートムービーはそんな巨大なインドの首都デリーで3年間の留学の最中であるKano Yuriさんの目から見た、インドのとある1日の姿を生き生きと描いています。あのインドの片隅に、ひとりの日本人留学生はどのように生活しているのでしょうか?
Ae Dilli Hai Mushkil【Short Film】あぁデリーは大変だ【ショートムービー】 – YouTube

企画、撮影、編集を行ったKakazu Ryotaさんによるとヒンディー語のタイトルの「Ae Dilli Hai Mushkil (Delhi Is Difficult)」は、ランビール・カプール、アヌーシュカ・シャルマ共演の「Ae Dil Hai Mushkil (This Heart Is Complicated)」というボリウッド映画のタイトルをもじったものとのこと。
インドに3年住んでいたというだけあり、映像のディティールはインド好きにはニヤリとせずにはいられないもの。リキシャに乗っての(さすがに留学生だけあってボラれたりせず手慣れたもの)通学途中の見事な逆走っぷり、ティケー(OK)と言う際に首を横に揺らすように振るインド独特の仕草、路上の靴直し職人の見事すぎる腕前…。
そこからはヒンドゥー教、シーク教の寺院(入る時には帽子や布などで頭を隠さなければなりません)、イスラム教のモスク、デリー城にフマユーン廟などの有名観光地を訪れます。一緒に写真を撮りたがるインド人の若者たち、ペットボトルからの水の飲み方など、インドあるあるがどこまでも満載です。
インド好きにはインドでの日々の思い出を呼び起こさせ、インドを知らない人には存分にその空気を伝えてくれる秀作です。昔からの古いインドらしさが消え去ることなく地層のように積み重なり、21世紀の最新のインドと共存している事こそがインドの、そしてその首都デリーの魅力なのかも知れません。

【インドの香りがたまらない、デリー留学中の日本人女性のとある1日を描くショートムービー「あぁデリーは大変だ」】を全て見る

3017年まで続く「世界最長のGIFアニメ」をフィンランド人芸術家が作成

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ものの数秒間で私たちを楽しませてくれるGIFアート。しかし、現代の誰もがその結末を見届けられない1000年間にわたるGIF作品が登場しました。詳細は以下から。

動画を切り取ったり画像を切り替えたり、小手先三寸のアイディアとテクニックで私たちを笑わせたり感心させてくれるGIFアートの数々。ネットを見ていても10秒を超えるものにはあまり出会いませんが、それどころではない作品です。
フィンランドのアーティスト、Juha van Ingenさんが作成したGIF作品はこれから1000年間、3017年まで続く世界最長のGIFアートです。「As Long As Possible(略してASLAP)」と名付けられたこの作品は4814万288フレームからできており、1フレーム当たり10分間掛かります。
ただし、ASLAPは特別面白いGIFアートではなく、黒い画面に白い数字が映り、10分ごとに増加していくだけのもの。Juha van Ingenさんはインタビューに対して以下のように答えています。

「この作品について伝えたいのは『永遠に続くということはありえない」ってことなんだ。GIFはデジタルフォーマットの中で最も単純なアニメーションのフォームだ。もしこれですら続かないのであれば、他の芸術はどうなる?絵画は?音楽は?映像は?文書は?」
ARS17 – Juha van Ingen ASLAP – YouTube

そんなASLAPの展示と保管に名乗りを上げたのがどこあろうヘルシンキ現代美術館。1000年後まで責任を持ってこの作品をコレクションとして管理し続け、展示が終わった後もアーカイブとして可能な限り「再生」させ続けるとのこと。
しかし1000年の間にはどんな不即の事態があるか分かりません。Juha van Ingenさんはそのためにヘルシンキ現代美術館に展示されたものとシンクロさせた複数のプレイバックユニットを物理的に離れた地点でディスプレイさせており、どれかに問題が生じた場合、別のユニットが代わりに設置されるとのこと。
また、全てのユニットが同時に破壊されるという事態が起こった時のために、Juha van IngenさんはタイムカプセルにオリジナルのGIFファイルをバックアップしており、フォーマットとしての仕様や紙媒体にプリントされたコードも同様に封印されているため、復元が可能とのこと。
最早これが単なるGIF作品ではないことがお分かり頂けたでしょうか?この作品は進行と保存とはどういうことかという疑問を投げかけ、シンクロさせて分散させたリスク回避の方法やタイムカプセルでのバックアップまで含めたアート作品だということ。
フィンランドといえばオンカロという高レベル放射性廃棄物最終処理場を世界で唯一建設中の国。10万年の未来まで極めて危険な放射性廃棄物を保管していくという困難なプロジェクトとどこかパラレルなものを感じさせてくれます。
生きている人間から見れば1000年後も10万年後も死んでからはるかに遠い未来の話。ASLAPはそんな手の届かない未来に向けて伸ばされたささやかな腕なのかもしれません。
The World’s Longest GIF Will End in the Year 3017 _ Oddity Central – Collecting Oddities

【3017年まで続く「世界最長のGIFアニメ」をフィンランド人芸術家が作成】を全て見る

ひらかたパークが参加型フラッシュモブ「三文芝居」を開催、ベッタベタなシチュエーションであなたも主役に

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斬新なアイディアで来場者を楽しませ続ける大阪のひらかたパークで、あなたも主役になれるフラッシュモブイベントを開催します。詳細は以下から。

大阪のテーマパークといえば?全国的にはユニバーサルスタジオジャパンということになるかも知れません。しかし、古くから関西人に愛されてきたのは大阪府枚方市にあるひらかたパーク(通称:ひらパー)に他なりません。
ひらパーはこれまでも「スイムキャップ一斉着用人数世界一」や「一斉シャツ襟立て人数世界一」などのギネス世界記録に挑むなど、他の追随を許さないユニークなイベントでファンの心を鷲づかみにしてきました。
ひらパー兄さん「ギネス世界記録 スイムキャップ一斉着用人数世界一」3_3 – YouTube

そんなひらパーが新たに挑むイベントは、来園者が主役になって参加する新感覚フラッシュモブの「三文芝居」。仕掛けてみたいあなたが主役となり、「誰もが夢見たお約束的なシチュエーション」を演じ、同行者にサプライズを仕掛けられるというもの。
ひらパーと「よりすぐりの三文役者たち」がそんな夢を全面サポートし、フラッシュモブとして実現することができるのです。
そのシチュエーションとはガラの悪い男に連れて行かれそうな彼女を守り抜く「絡まれて退治コース」を筆頭に「バクダン処理コース」「奇跡の血液型コース」、さらには某映画の
「もしかして私たち…」
「もしかして俺たち…」
「「入れ替わってる~!?!?!?」」
の台詞ででおなじみとなった「体入れ替わりコース」の4種類。最高にベッタベタなところがこの上なく楽しめそうです。
開催日は5月13日から6月25日までの毎週土日の13時から。事前応募制で、複数の応募があった場合には抽選となります。なお、当選した人は実施日、あるいは別日に30分程の演技、ダンスのレクチャーを受けることになります。なお、サプライズイベントのため同伴予定者には内密に…とのこと。応募はこちらの専用ページからとなります。
うららかな春の週末に、家族や恋人にサプライズを仕掛けてみてはいかがでしょうか?

【ひらかたパークが参加型フラッシュモブ「三文芝居」を開催、ベッタベタなシチュエーションであなたも主役に】を全て見る

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